師走という名の通り、気づけばもう2021年もあと僅かになりました。
今年も早いもので、今年をちょっと振り返りつつ年末のご挨拶をさせいただこういと思っていたらもうこんな時間。
つい先程まで、片付けをしていました・・・。
ご来店ありがとうございます。
今年はインターネットでご覧になっていただいてご来店のお客様がとても多かったです。
プエブロ、ミネルバボックス、ブッテーロなどの革の表情、経年変化、使い勝手を実際に見て、触っていただいて嬉しい限りです。
オンラインショップでも遠方の方からもご注文いただきまして有難うございます。
オーダーメイドご依頼も、セミオーダー、フルオーダーともご依頼が増え、有難いのですが、知らず知らずのうちにキャパシティを超えてしまい今年は特にお待たせしてしまう状況が続いてしまいました。
職人さんにも手伝ってもらってはいますが、生産のように早くはできないし、急ごういとする事態が本末転倒ですし、改善策としてはさらに新しいメンバーを迎え入れる、オーダーメイドの中でもフルオーダーは少なくするか制限をするかなど色々考えさせられる年でもありました。
ワークショップ
ワークショップについても、広げすぎてしまったようで、アイテムの絞り込み、ご予約方法なども改善しようと思案中です。
今のところしばらくは、サコッシュ、トートバッグなどを中心に継続していきます。
TV放映〜特集
6月には嬉しいこともありました。
なりゆき街道旅の放映があり、澤部さん、陣内孝則さん、丹生あかりさんがお買い物に来てくれました。
澤部さんはとても気さくでほっこり、陣内さんはサービス精神旺盛でいつも人を笑わせ、あかりちゃんの笑顔は天使のようで幸せを振りまいているかのようでした。
スタッフさんの編集のスキルの高さのおかげもあって、プエブロの経年変化の様子がとても伝わっていて、HIS-FACTORYの革製品を多くの方に知っていただくきっかけにもなりました。
また、藤巻百貨店さんではトートバッグ(アンマサーレ)が藤巻別注『藤巻エクスクルーシブトート』としてアイテムに加わらせていただいたり、ふるさとチョイスにも掲載されたりと嬉しい限りです。
人へ伝える
講師の仕事もありました。
私は相手先ブランド生産という下請けでの制作で、職人さんとクライアント(デザイナー)仕事を20数年やっていました。
その間、多くの勘違いと過ち、失敗を繰り返しました。
当時は近い人にも言いたくなく、塞ぎ込んでいて、全然平気なふりもしていました。
「失敗ばかりの恥ずかしい話、こんな話誰が聞くもんか」と思い込んでいましたが、貴重なお話だと、参考になった、もっと聞かせて欲しいなど言われるようになりました。
「しくじり先生俺みたいになるな」みたいでした。
成功を急いで、失敗しない方法なんて無いと思います。
失敗は必ずついてくると思いますし、避けては通れないです。
少しでも失敗しないようにと考えるのではなく、やるならやって続けて新しい気づきに気づく事が一番大事だと思います。
今年もありがとうございました。
今年も多くのお客様、陰で支えてくれているスタッフ(ホームページ運営、SNS発信、オンラインショップ発送、商品検品箱入れ、ほか雑務)、地域の仲間、皆様のお陰で、お店を続けることができたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。
来年はキャパシティのことも考えつつ、皆様に喜んでいただける”ものづくり”を続けられたら幸いです。
皆様良いお年をお迎えできますよう心からお祈り申し上げます。
HIS-FACTORY 中野克彦