6/20日曜日、父の日の12:00~14:00にフジテレビ”なりゆき街道旅”が無事オンエアされました。
前回は錦糸町に続き、今回は押上。
収録は5月の中旬、小雨降る中、本物の澤部佑(ハライチ)さん×陣内孝則さん×丹生明里(日向坂46)さんが遊びに来てくれました。
カメラマン、スタッフさんも約5名、賑やかで楽しい時を過ごさせていただきました。
収録やオンエアのちょっとした裏話を公開いたします。
なりゆき街道旅 押上編
なりゆき街道旅の押上編がいよいよ始まりました。
陣内孝則さんと言えば、70年代後半福岡の伝説のロックバンドのロッカーズのボーカル、一年半で解散したと聞きましたが、あの桑名正博さまの前座だった頃もあったとすごい。
この放映では、当時(80年代)おニャン子クラブの曲以来で、「俺はロックバンドだぜ?」と一度お仕事を最初断ったけど、プライドだけでは生きていけないという事に気づき、後に引き受けたエピソードには大きくうなずいて共感しました。
個人的には背が高くてイケメンでカッコいんだけど、ひょうきんで笑が耐えない先輩ってイメージ。
1990年前後はトレンディードラマからコメディーなトーク番組含め、映画で活躍していたかっこいい俳優さんです。
その憧れな俳優さんが墨田区押上を散歩してくれるなんて、ワクワクが止まりませんでした。
パンダジュース
東京スカイツリーのヘソと言ってもいいくらい、真下にある”パンダジュース”
店主のミカさんは大阪出身でひょうきんで面白い人です。
ボケ、ツッコミとかなく、ず〜〜〜〜っとお話を続けているタイプで、どこで話に入っていいかわからかった思い出があります。
6年前に大勢で館山にバーベキューしに行った時なぜか、助手席だったんです、眠くならないですみましたけど。。。。
色々大変な時期もあったと聞いたこともあります、でも続けきてよかったですね!
フレッシュジュースの他にもパスタランチもやってます、こないだご馳走になりました、愛情たっぷりでおいしかったですよ。
いよいよご来店
いつも通りでお願いします。
こちらにあと10分ほどで来ます、との連絡があってから、ADさんに「いつも通りでお願いします」とだけ言われたので、1Fで制作していました。
ほんとうに台本も打ち合わせもありませんでした。
憧れの陣内さんがマニアックなクリ手鞄に反応!
陣内さん、台本や書類を入れるの良いのあるかなぁと言いながら、色々品定めしてくれてました。
僕は、前日トートバッグ・アンマサーレ(Ammassare)を一番目につくところに配置を変えておいたので、トートバッグにちょっと期待していました。
すると、トートバッグはあまり反応がなく、上の段のクロのAー4のブリーフを手に取ってくれました。
そのあとカウンター横の隙間においておいた、クリ手クラッチバッグの黒のサンプルを見つけ、手に取ってくれました。
実はこのクリ手クラッチバッグ、本体がプエブロのクロとクリ手部分がブッテーロで長期使用に耐えられるよう重厚な作りで自慢なんですが、実用性が限られていてマニアックな感じなので、あまり反響がなかったのでリリースしなく、サンプルで止まっていました。
詳細はこちら(色違い)
革好きだったんですか?
この質問に対して、オンエアでは「大量生産の仕事していたんですけど、この革に出会ってから好きになりました・・・」
この時の会話を大体正確に言いますと、
「20代から40代まで他社製品ブランドの下請けしていたんですが、大量生産、アジア生産への移行でのコストダウンや無機質な仕事、無駄に生産していく様子に月日が経つにつれてモチベーションは下がる一方、業界に背を向けて自分でブランドを立ち上げようと思い、反骨の精神の扉を開けたんです。その頃このイタリア植物タンニンなめし革のこのプエブロ、ミネルバボックス 、ブッテーロに出会ったんです。」
といった感じで真剣に話しさせていただき、みなさま、へぇ〜と耳を傾けていただけました。
伝わったかどうかはべつにどうでもいんです。
今日のこの時に、この瞬間にお話を聞いてくださった事が、とても嬉しく快感でした。(でもほとんどがカットされていました笑)
思えば、約30年他社ブランド制作の下請け業者をして、時代が変わるたびにネガティブな日々が続いていましたが、2012年墨田区の新しい試みのイベント”すみだ川ものコト市”をきっかけに通称”ヒガムコ”(カフェ)や蔵前、奥浅草の方々にもたくさんのいろんな職種で輝いている人と知り合う事ができて、”業界”では考えられない、下を向いている場合では無いと、すごい刺激をたくさん受けました。
地域イベントや行政の皆様のお陰でも何代も続く諸先輩方の職人さん、町こうばの皆様との関わらせていただく事もできて、地元の歴史やものづくりへの姿勢、感銘を受け、どんなに自分も頑張ろうと励みになりました。
180°思考を変えた行動とお店づくりは、本当にこれでいいのかと不安の連続でしたが、この街、ものづくりの街”すみだ”にどれだけ支えていただいたか!
”業界関係”には相手にされなかったけど、すみだで工房ショップを続けられてほんとうに良かったと思っています。ちょっとおセンチになってしまいました・・・。
すみだ川ものコト市は10/9開催される予定です。
浅草エーラウンドは10/1~10/3開催予定です。
丹生明里ちゃんお父さんへのプレゼント
そして日向坂46の丹生明里ちゃんは、父の日プレゼントを色々品定めしてくれました。
収録は5月中旬だったのですが、オンエアは父の日当日!
エッグキーケース
明里ちゃんが手に取ってくれた”エッグキーケース” UOVE 詳細はこちら
たくさんの鍵、もしくは大きな鍵を収納できる余裕のあるキーケースです。
経年変化したサンプルを手に取って、「これください!」と言ってくれました。「新しいのをお出ししますね」と右の色(イタリア植物タンニンなめし革・ナッパ/オルテンシア)をお持ちしました。
「えっ、これがこうなるんですかっ!」と驚いていました。
「オイルをふんだんに含んだ染料仕上げ、オルテンシアはイタリア語で”紫陽花”という意味があるんですよ」とご説明させていただきました。(しかしカットされていました・・・)
明里ちゃん、後で知りましたが、すごい人気なんですね。
純粋で明るくて可愛らしい人でした、人気の秘密を垣間見た気がします。
これからも陰ながら応援させていただきます。
澤部さんから、速攻ツッコミいただきました!
澤部さんは、みんなを和ませ、そこにいるだけでほっとするような、笑顔になるような、観音様のような人でした(笑
ものづくりの街 すみだ
最後に、澤部さんがこの辺りは職人さん多いんですか?との質問に、「職人さん、作り手も多いですし昔ながらの伝統工芸の職人さんも多いですよ」と話したつもりがオンエアと見ると”昔がたぎの職人さん”と言っていました(汗
この後、すみだの工場巡りに繋がります。
商品紹介
HIS-FACTORYのイタリア植物タンニン鞣し革によるお財布や小銭入れ、小物のサンプルや経年変化をしっかりとご紹介していただきました。
ミッチの作った靴
陣内さん、このプエブロのパパベロ(レッド)にも食いついていただきました。
この靴は約5年前に、友達のミッチに革を持ち込んでオーダーで作ってもらったレザースニーカー。
彼はその頃オーダー靴を始めたばかり、記念に作ってもらったのだ。
現在は山梨に引っ越して、工房ショップを続け頑張っている、手仕事仲間だ。
経年変化の様子や物撮りは後日、もう一度撮影に来てくれたり、演者さんが触れたり質問した商品全ての値段、商品名、商品へのこだわりなどいろいろ質問攻めにあったりと、とても熱心に取材してくれました。
プロ意識を感じました。
そして、このきちんとした説明のお陰で、のちにご来店、ネットを見ていただいたお客様に響きました。
ほんとうににありがたいことでした。
移動中の車の中で
澤部佑(ハライチ)さん×陣内孝則さん×丹生明里(日向坂46)さん、ご来店いただき誠にありがとうございました。
貴重なお話もさせていただき、楽しい時間も過ごせることができました。
HIS-FACTORYの商品までお買い上げいただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。
ものづくりの街 墨田
この墨田区界隈はものづくりの街ということで、「なり調」というコーナーでは、みんなのたかみちさんが、墨田区の職人さんたちを巡りました。
HIS-FACTORYで情報収集し、紹介してくださいとのこと。
アポなしで回るというのが前提で、突然お邪魔して、ちょっと体験をさせていただくという、なんとも迷惑な企画(笑
僕はオリジナル合切袋の金具を真鍮で作ってくれた、墨田区立花にある東日本金属の小林くんを紹介した。
東日本金属さんは大正時代から続く老舗の非鉄金属の鋳造及び加工(主に真鍮)の工場さんでありながら、ものづくりの鏡のような会社だ。
合切袋ottoneはHIS-FACTORYオリジナルと藤巻百貨店別注とがあります。
合切袋 -ottone-
合切袋 -ottone-【藤巻百貨店別注】
ブロードウェイ・ミュージカル「エニシング・ゴーズ」
陣内孝則さん出演のブロードウェイ・ミュージカル「エニシング・ゴーズ」
これは観に行かなきゃ!
ブロードウェイ・ミュージカル「エニシング・ゴーズ」のサイトはこちら
1週間が過ぎて・・・
放映の日が終わった14:00、スタッフの子とあれ?誰もこないね・・・と呟いた瞬間の14:30頃からたくさんのお客様がご来店いただきました。
そしてオンラインショップでもたくさんのご注文をいただきました。
それから月曜日、火曜日と平日でもちらほらご来店いただき、賑わった1週間でした。
この機会を通して、イタリア植物タンニン鞣しの革、手仕事(鞄作り)を知っていただいた良いきっかけでした。
自分もいいと思った、手仕事している方をこれからもどんどん紹介していきたいと思います。
なりゆき街道旅”押上編”のスタッフさんたちにも熱心な取材、ほんとうにお世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。
なりゆき街道旅のバックナンバー
2021年6月20日(日)放送 のバッグナンバーはこちら
☆パンダジュース
【住所】:東京都墨田区業平1-22-4- 業平パークマンション101
【アクセス】:「とうきょうスカイツリー駅」徒歩5分
【営業時間】:平日 12:00~18:00
土日祝日 11:00~18:00
定休日:水曜日
【情報】
フルーツをたっぷり使ったフルーツジュースが人気のお店。
・りんごと小松菜とパイナップルヨーグルト(コタロウスペシャル)
+バナナトッピング 720円(税込み)
・マンゴーといちごとヨーグルト 670円(税込み)
・ぶどうとブルーベリーとパイナップルヨーグルト 670円(税込み)
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☆HIS-FACTORY(ヒズファクトリー)
【住所】:東京都墨田区吾妻橋1-16-5
【アクセス】:「本所吾妻橋駅」から徒歩3分
【営業時間】:11:00~19:00
定休日:火曜日・水曜日
【営業状況】:現在ワークショップは4人までに人数制限中
【情報】
全て手作りの1点ものにこだわった革製品店
・ブリーフ鞄A-4 placco 90,200円(税込み)
・クリ手書類カバン 66,000円(税込み)
・小銭入れ(背カード入れ付き) 9,350円(税込み)
・プエブロ/パパベロのレザースニーカー 非売品
・オリジナルコードホルダー 1,100円(税込み)
・エッグキーケース 8,250円(税込み)
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【住所】:東京都墨田区立花2-6-4
【アクセス】:東武亀戸線「小村井駅」から徒歩1分
【営業時間】:8:00~17:00
定休日:土曜日・日曜日・祝日
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☆株式会社ヨシズミプレス(なり調で立ち寄った場所)
【住所】:東京都墨田区立花6-6-4
【アクセス】:東武亀戸線「小村井駅」から徒歩10分
【営業時間】:8:00~17:00
定休日:土曜日・日曜日・祝日
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☆株式会社 片岡屏風店(なり調で立ち寄った場所)
【住所】:東京都墨田区向島1-31-6
【アクセス】:「本所吾妻橋駅」から徒歩5分
【営業時間】:10:00~17:00
定休日:日曜日・祝日・土曜不定休
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☆二葉桐工房(なり調で立ち寄った場所)
【住所】:東京都墨田区立花5-9-5 テクネットすみだ4階
【アクセス】:「小村井駅」から徒歩7分
【営業時間】:9:00~18:00
定休日:不定休
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☆石山染交(なり調で立ち寄った場所)
【住所】:東京都墨田区横川1-12-11
【アクセス】:「とうきょうスカイツリー駅」から徒歩10分
【営業時間】:8:30~17:30
定休日:土曜日・日曜日・祝日
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☆陣内孝則 出演舞台
ブロードウェイ・ミュージカル「エニシング・ゴーズ」
8月1日(日)~29日(日)明治座 名古屋・大阪・福岡にて公演あり