1Fが工房なので、よく「鞄の修理はおねがいできますか?」と聞かれることがあります。
なんで、買ったところで直してもらわないのだろうかと、疑問に思う。
数年前に買ったところのお店がない、友達にもらったのでどこに行けばいいか分からない、めんどくさい、など。
一番多いのはお店はあるけどその商品は今は取り扱っていないから断られる。
修理に困っている方が多いのは事実のようだ。
できる限り対応してあげたいと思っているのですが、以前信じられないことがありました。
いろいろな人がいるのはわかるけど。
もちろん他社の製品を持ってきた。持ち手の合わせステッチが外れている。2、3週間が経ち、まだできないのかと催促してきた。あと2、3日で終わらせます。「ずいぶん時間かかるんだね、ちょこっとなのに、そんなに待たせたんだから、いいよね(多分お代のコトだろう)・・・」
なっなんだコイツーーー
修理が本職じゃない、オーダーメイドのお客様を優先しているので、合間をみてはやってみます。
間にちょくちょくはさんだら、もっと前からのオーダーのお客様に悪いし・・・
お金じゃなくて、訪ねてきたのもご縁、困ってそうだから、よかれと思ったのに。
超気分悪かった・・・・
いい年のおっさんが、せこいコト云ってて、もう怒りを超えて、脱力、脱尿してしまいそうになってしまいました。
こんなコトで「ふざけんなコノヤローってやっちゃったら、”小さいなボクって”ってことになってしまうので、おっさんをウンチョスと思うことにした。
ハイハイ、お代は入りません、シッシ、二度と来るなよ。
こういう方もいらっしゃいました。
どこかのワゴンセールかなんかで、購入された塩加ビニールのリュックの持ち手が切れたと。
ばらして、全部取り換えなきゃできない、5千円位(それだって安いと思う)
は、かかりますよっていったら、3千円で買ったのにそんなにするのって云われてしまいました。
それ依頼、ちゃんとヒアリングして、時間、思い入れ、修理工程、金額等、きちんと説明して気持ち良く納得してもらった方のみ対応させていただいております。
気持ちよく修理させていただきました。
本体はまだいけそうだし、色もよく似ているので、良かった。
ミネルバボックスのタバコで作った持ち手。ベタ漉きは表1.4㎜、裏1.2㎜、間に床1.5㎜を入れた。
縫製も補強もしっかりやってるので、まだまだ活躍できそうです。