墨田区向島の路地裏に昔懐かしさを感じさせる街並み”鳩の街通り商店街”というところがある。約90年もの歴史があり戦後”赤線”があったため、商店街は賑わっていたらしい、しかし50年代頃から衰退してしまったという。戦後70年余り経った今、昭和初期の建物が残っているので、レトロマニアにはたまらない。人通り少ないここ鈴木荘の1Fに自転車雑貨店の”千輪”がやってきました。その前は”堂地堂”さんという、紙のバイキング屋さんがいた。堂地さんにもワークショップなどでお世話になった。
この千輪さんの前の道は、東向島珈琲店へ行く時のマイコースで、この界隈のくねくね路地裏が好きだ。
長谷川くんと立ち話をよくしていた。彼の仕事への姿勢を知ってみると衝撃の共通点があった。安く作られた大量生産品はすぐに捨てられるコト、まだ使えるのに直さずに。もったいない。自分も大量生産を経験し違和感を感じ、自ら作る道を選んだ。自分で作ったものは最後まで面倒見る。
さて、そんな立ち話から今度、一緒になにかできたらいいね、と言っていたら、コラボでクラッチバッグを作ってしまいました。
素材は、ベリーと言ってイタリア植物タンニン鞣し革の中でも牛の腹部の革。ふっくらしているて、手染めの染料染で綺麗な発色。
構想から入れると1年位かかりましたが、ようやく完成、販売になりました。
何度でも修理して永く乗る、雑貨を付け加えて楽しく乗る。素晴らしい発想です。