バナナショルダーのⅬサイズは2011年の秋、ユーザーⅯさんへ旅経ったあと、5年後の今年の夏に里帰りしてきました。5年間、お仕事のお供で相当ハードに毎日を送ったご様子が伺えます。革はミネルバボックス/R・アンティコ。いい経年変化に育っています。革も喜んでいます。裏地は避け、ショルダーベルトも傷んでいます、総取り換えしました。その様子をご紹介いたします。
5年の経年変化 ミネルバボックス・R、アンティコ
一番負担のかかる根革と云われるところは、問題ないけれど、ショルダー部分がへたって来てました。ショルダーも根革も総取り換えします。
この画像は新品の状態のミネルバボックス・Rアンティコ バナナM
角はファイルなどが当たっていたのでしょう。裏地は総取り換えします。表身頃、ファスナー、裏地のステッチを切って居ます。
5年のお疲れに栄養をオイルクリームを塗りこみました。ドイツのコロニルを使用しました。艶が増し、アンティーク色に輝いてきました。
底とマチ
ぜんばらし
裏地のポケット完成
裏地、ファスナー、革と縫製。針穴を拾って一つ一つ縫う。
真鍮金具、ピカールで磨くとまた淡いアンティークの輝きが復活。
ファスナーポケット新品
3層のポケットもマチの裏地も全て交換
ショルダーベルトと、丸カンとのジョイントの根革も新品に交換
ショルダーベルト、根革、ファスナー、裏地総取り換え、完成
永く愛用してもらえて、作り手としても嬉しい限りです。ご褒美をもらったような気持ちが湧いてきます。
自分で作った商品だからこそ、最後まで責任を持って直す、永く使ってもらいたいから。
これから、まだまだ5年10年と活躍してもらえると嬉しい。
his-factory経年変化のお話
ミネルバボックス/パパベロ(アカ)の経年変化
新型B-4ブリーフ POLACCO(ポラッコ)発売開始
プエブロ、ミネルバボックス の鞄、雨に降られてみたら。
この記事へのコメントはありません。