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プエブロ&BUTTEROコンビネーショントートバッグ・カスタム仕様製作工程

この大きなトートバッグ(M)は、プエブロ(多脂の革の吟面を手作業で擦り細かな模様をつけている)とブッテーロ(堅牢でありながら透明感のある色合い)をお好きな色で組み合わせて、自分仕様にされる方にとても喜んでいただいている、ロングセラーのトートバッグです。

極太の0番ステッチで根革の縫製。この箇所はBUTTERO3㎜厚をそのまま漉かず、裏側には吟を貼り補強してあります。

下革も同様3㎜、プエブロ1.8㎜、口元芯材0.6㎜をぶっ通しで縫製しています。ハードな使用と重さに耐えられるようにしています。あえてカシメは使いたくないのです。

最後のまとめ縫製。ここも0番極太ステッチで縫製します。

持ち手の面取りという工程。ブッテーロの革を2㎜に漉いて3枚合わせ、その間に床革2㎜をサンドし肉盛ります。エッジ部分をカンナで丸く仕上げています。

ペーパー仕上げ。面とったあと、紙やすりなどで整えます。

さらに要材を使い、ガラスやヘチマで磨き、さらに乾拭きで磨き上げます。

BUTTEROは鞣している(皮から革へ作っている工程)時から多くの油分を含んでいて、薄化粧のわりには染料が濃く、美しい仕上がりになるので磨きがいがあります。

全て手作業です。達成感があって毎回気持ちがいい。

プエブロ/ナポリ&BUTTERO(BLUE)のトートバッグの完成です。ショルダーベルトのカスタム使用です。

裏地の色はブルーグレーとカッコいいです。ファスナーポケットはファイルなどが引手に当たらないように、上に向くようなタイプに変更しています。

大きな3つのポケットと鍵やパスケースなど引掛けられるよう小さなDカンを付けています。

プエブロ14色、ブッテーロ5色の組み合わせでオリジナルのトートバッグお作りいたします。

♢素材
本体/プエブロ(イタリアの名門タンナー、バダラッシー・カルロ社による植物タンニンなめし牛革)
ハンドル・取り付け金具部分の補強革/ブッテーロ(イタリア老舗タンナー、ワルピエ社によるトスカーナ植物タンニンなめし牛革)
内装/コットン
金具/真鍮
ファスナー/YKKエクセラ
♢サイズ(W×H×D)
W330×H350×D110
ハンドル立上り:220
♢重量
1400ℊ

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