ここ2〜3年でしょうか、海外からHIS-FACTORYを訪ねてくださるお客様が少しずつ増えてきました。
そして昨年あたりから特にその機会が増えたように感じます。
ショーウインドウにある展示品を指差して「How muchi?」聞かれることも多くなりました。
とりあえず「upstairs」と言って2Fを指差すことが多く、対応も慣れてきました。
旅行中にふらっと立ち寄ってくださる方が多いと思うのですが、気がつくとGoogleマップにも外国の方のコメントが書かれていたのを最近発見しました。
言葉は片言でも、革を手に取った時の表情や、「これください!」と決める瞬間は世界共通です。
喜んでくださる姿を見るたびに、こちらまで嬉しくなります。
その中でも印象に残っている出会いを少しご紹介します。
カナダからの仲良し3人組

カナダのトロントから来られたという男子3人組。
一人はメッセンジャーバッグのナッパのコニャックのサンプル。
「これ10年くらい前ので、私がかなり使い込みましたよ!いい味出てますけどね」裏地も若干ユーズド感でてましたけど、とても気に入ってくれました。
もう一人は、カブセがマレンマのチョコで本体がミネルバボックスのネイビーのカブセショルダーのサンプル。
これは店頭サンプルで作ったばかりなので、ちょっとどうしようかなあーと思っていたんですが、こちらもめちゃ気に入ってくれたので、旅に出しました。
皆さんそれぞれ違うバッグをとても気に入ってくださり、最後は記念撮影。
こういう時間は、お店をやっていて良かったなあと感じます。
みんな体格がいいなー笑。
これから、スカイツリーに登るそうで、来週には富士山に行くと言ってました。
オランダからのご夫婦

オランダから旅行でお越しくださったご夫婦。
2Fに展示してあった巨大クリ手クラッチを気に入っていただき、その場でお選びくださいました。
A-3サイズの用紙(A-4が2枚)が入る大きさで、かなり大きいです、でも彼が持つと小さく見える笑
奥様も小さなショルダーバッグを。


これまた15年くらい経っていて、雨が吹き込んできての雨シミもありました。
しかし日本製のヌメ革、厚みは2.8ミリくらいあるので重厚感たっぷり。
まだアドラーを持っていない頃で、シンガーのミシンで0番糸を縫製していました。
それでもめちゃ気に入っていただけて嬉しかったです。
内緒ですが、このデザイン約15年の間、サンプル入れて4個しか制作していません。
旅の思い出の一つになっていたら嬉しいです。
アメリカからのお客様

アメリカからお越しのお客様。
ご両親のどちらかが日本人で帰国し、しばらく滞在されるとお話ししてくださいました。
その滞在中にHIS-FACTORYにもお立ち寄りいただき、二つ折り財布coprireをお選びいただきました。
日本での思い出の一つになっていましたら、とても嬉しく思います。
ドイツからのお客様

ドイツからお越しのお客様。
長年愛用されていた折りたたみサングラスケースがだいぶ傷んできたとのことで、「同じような形で新しく作れないか」とご相談いただきました。
両国にあと4〜5日滞在されるとのことでしたので、その間に製作させていただくことに。
革はプエブロのコニャックを使用し、再現させていただきました。
ゴジラのTシャツを着ていらしたのが何だか嬉しくて(笑)日本を楽しんでくださっているんだなあと感じました。
お渡しした時のお二人の笑顔が、とても印象に残っています。

右下が原型、だいぶ劣化してます。
左上が完成で、右上が使い方、左下はなぜか”太陽を見つめないで!”との日本語のメッセージをレーザー刻印のリクエストにもお応えしました。
旅の経験から自分も海外からのお客様を温かく迎えたい。
昨年、私もイタリアを旅した時、小さなレストラン、カフェ、スーパー、美術館、お土産屋さん、駅、空港、そしてバダラッシーカルロ社の関係者の皆様まで、至る所で本当に親切にしていただきました。
旅先での何気ない会話や笑顔、小さな気遣いは、今でも鮮明に覚えています。
その経験から、私も海外からお越しになるお客様を、できるだけ温かくお迎えしたい気持ちがより一層強くなりました。
革製品だけでなく、HIS-FACTORYでの出会いも、日本旅行の思い出の一つになれたら嬉しいです。
これからも、国籍を問わず、ものづくりを通してたくさんの方との出会いを大切にしていきたいと思います。





