2025年スミファは第13回、”オープンファクトリー・スミファ”として11/14(金)15(土)16(日)と3日間開催されました。
HIS-FACTORYの3日間のレポートです。
スミファとは
墨田区はものづくりの街、大きな工場から小さな工房までを巡って職人と話し技術に触れ、ものづくりの“ 現場 ”を肌で感じることのできるイベントです。
技術を惜しまなく見せてもらえたり、体験のワークショプから、ものづくりための物件ツアー、スタンプラリーで景品ゲットなどの企画もあります。
初日

工房見学
スタートの11:00前から、関係者さんから大学生の方、一般の方まで、次から次へと1Fの工房見学、そして2Fのショップとたくさんの方にご来店いただきました。

スタンプラリー
スタンプラリーも一部の人(景品欲しさにそれだけ目的)を覗いて、みなさん楽しんでいただけてみたいです。
結構豪華賞品ずらりですよ!

プエブロ&ブッテーロで作る手縫いのスマホショルダーのワークショップ
HIS-FACTORYはプエブロ&ブッテーロで作る手縫いのスマホショルダーを開催。
久しぶりの方、常連さん、そして「初めまして」の方まで。
同じ机を囲みながら、コバを磨き、菱目を開け、針を通し、革の手触りと時間を楽しんでいただきました。

ブッテーロのコバ磨き

菱目打ち

初めての手縫い
初日の出来栄え
ペトローリオ人気。
でも、ベロやショルダー、糸のチョイスで個性的に!

懇親会
初日の夜には、スミファ参加者による交流会が行われました。
50社以上の出展者をはじめ、実行委員会、東京東信用金庫、墨田区産業経済課・観光課、跡見学園、ボランティアスタッフなど、スミファを支える多くの人々が一堂に集結しました。
飲み物と軽食を囲みながら、それぞれのものづくりへの想いや日々の取り組みを共有し合う時間は、スミファならではの貴重な場。
久しぶりの再会や新しい出会いが重なり、笑い声や名刺交換が途切れません。
気づけばスミファと共に10年以上過ごしてきました。
スミファはHIS-FACTORYが育っていく中で欠かせない存在で、まさに原点と言える場所です。
「今年も参加できた」——その事実だけで、胸が少し熱くなりました。

浜野さんと名刺交換するのも大変(笑 たまたま写真撮っちゃいました。

俺、浜野さん、岩井さん、佐藤さん、おじさんでも現役バリバリです笑。嬉しいショットです!
帰りの錦糸公園で何となく、行くかっ!って集まったこのメンツ笑
年代も職種もバラバラなのに、不思議と話が途切れない。
スミファのいいところは、肩書きではなく「ものづくりが好きかどうか」で繋がれるところ。
気づけば笑ってばかりの夜でした。
こういう時間があるから、また明日も手を動かしたくなるんだと思います。

2日目のワークショップ
二日目のワークショップは、久しぶりにお会いするご夫婦と、当日飛び込みで参加された方の計3名。
本来、当日申し込みは材料の準備の都合でお断りしているのですが、この日は偶然にも1セットだけ余りがあり、電話での対応も好印象で「この方なら大丈夫だ」とすっと思えたので、お受けすることにしました。
制作が進むにつれ、その方がまさかのスミファ出店者さんだと発覚。
「それ先に言ってくれればいいのに笑…」突っ込むと笑いに場が和むきっかけにもなりました。
作りながら会話が自然と生まれていく時間。
回数を重ねるほど、ワークショップは「ものを作る場」以上に、出会いや再会の場でもあるんだなと改めて感じました。

背胴の根革のカシメ打ち

本体手縫い
2日目の出来栄え
やはりペトリーリオ人気、ナポリもかっこいい。

3日目
三日目のワークショップも、久しぶりにお会いする方から、常連さん、そして今回で2度目の参加される方まで、さまざまな方が来てくださいました。
作業台を囲んで手を動かし始めると、たわいもない会話と笑い声が自然と混ざり合っていきます。
不思議なもので、革を触っていると、世代も職業も関係なく同じペースで時間が流れるんです。
今日も「出会い」「再会」があり、ものを作るだけじゃなく、人が繋がっていく。
スミファのワークショップは、毎回それを実感させてくれます。

イタリア植物タンニン鞣し協会のタンナーさんで作る革の現場の動画を見ていただきました。

カシメうち

カードケース手縫い

豆カンナによる面取りは私が。
3日目の出来栄え
ナポリ、ペトローリオ、タバコと割れました。
それぞれ個性があって、経年変化も楽しみです。
続けてこれたから見えた景色、年に一度じゃ足りないと思えた三日間。
工房見学も工房ショップもたくさんの方が足を運んでいただき、とても嬉しかったです。
ワークショップでは初めての方、久しぶりの方、そして何度も足を運んでくださる常連さん。
工程を進めるうちに緊張がほどけ、気づけば笑い声と会話が自然に生まれていく——
その景色を何度も目にしながら、胸の奥がじんわりと温かくなりました。
改めて感じたのは、ワークショップはただものを作るための時間ではなく、人と時間が交わり、関係が育っていく場だということ。
そして、この三日間が心地よかったのは、参加してくださった皆さんはもちろん、スミファ実行委員会、関係者の皆さん、ボランティアの学生さん、会場を支えてくださった方々のおかげだと、深く実感しています。
感謝の気持ちでいっぱいです。
年に一度のイベントとして楽しんできたスミファですが、今年はふと、こんな思いがよぎりました。
「また、ワークショップを定期的に再開してみようかな。」
そう思えるほど、この三日間は楽しく、心に残るものでした、ものづくりの時間はやっぱり特別です。

皆様ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

ありがとうございました!





