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セミオーダーの新ショルダーバッグ〔ゴースト/クロ〕

新型のショルダーバッグをゴーストのクロでお作りした様子をご紹介します。

ゴーストとは

タンナー(※皮を鞣し革にする工場のことをいいます)はイタリアに千以上あるタンナーのうち20数社のみが認定を受ける”イタリア・植物タンニン鞣し協会”も認める、イタリア・コンツェリア・ラ・ブルターニャ社。

植物タンニン鞣し革のをアニリン仕上げで艶を出し、さらにロウ(ブルーム)をたっぷりと塗り込むことで、厚いロウに覆われている。

もともと古くは英国貴族の馬具用に開発されたブライドルレザーにオマージュされ誕生しました。

使い込むとロウ(ブルーム)がだんだん取れてきて、下地の色の姿が見えてくるという、独特の個性的な経年変化がお楽しみいただけます。

また、ロウは取れるだけでなく、下地の革にも染み込み防水にもなります。

HIS-FACTORYで使用の個性派レザー・ゴーストとは?

ロウ(ブルーム)がたっぷりのっていますが、トラもしっかり残っていてこの1枚は特にワイルドです。

中央の背骨の辺りがトラがきつく出ている長い箇所でショルダーベルトを粗断ちします。

カットされてからいい箇所を身頃、カブセ、マチを裁断します。

これはごゴーストです。

仲良し3人お揃いでのご注文なのです。

コバ仕上げ

コバとは革を切った時の断面のことで、デザイン的にオール切り目になっているのでマチ、身頃を貼って立体にしてからの作業になります。

コバに顔料を塗る方法もありますが、HIS-FACTORYはコバそのものを磨いて艶を出す手法でコバ仕上げしています。

まずは豆カンナで面取りします。

まずは豆カンナで面取りします。

 

サンドスティックで繰り返し滑らかに慣らしていきます。

サンドスティックで繰り返し滑らかに慣らしていきます。

さらに番手の細かい紙やすりで慣らしていきます。

さらに番手の細かい紙やすりで慣らしていきます。

目止め液をつけガラス磨き、拭き取り、そして乾拭きでコバを磨き艶を引き出します。

目止め液をつけガラス磨き、拭き取り、そして乾拭きでコバを磨き艶を引き出します。

ゴーストは制作中にちょっとでも擦るとキズがついてしまうのでとても気を使います。

縫製

コバ磨きが終わるといよいよマトメ縫製です。

小ぶりのショルダーバッグですが、ステッチが効いたデザインにしたく極太ステッチ0番糸を使用し、made in Germanyのアドラーで縫製です。

完成

♢素材
本体/ゴースト(イタリアの名門タンナー、コンツェリア・ラ・ブルターニャ社による植物タンニンなめし牛革)
内装/コットン、金具/真鍮、ファスナー/YKKエクセラ

サイズ(W×H×D
250×170×60
ショルダーストラップ長さ1000~1150

カラーオーダー可(ゴースト5色・プエブロ8色)

背胴にポケット付き

背胴にポケット付き

前ポケットとキーリング付き

背側にはファスナーポケット付き

この度、昨年のイベントにも2度もお越しいただいたお客様で誠にありがとうございました。

セミオーダーの型に追加します。

この型は以前、ワークショップで多くのご依頼がありましたのでスウェーデン鋼の型があったので製品用にも改良して今後リリースしていきます。

ホームページのプロダクトページオンラインページからもご覧いただけますよう進めてまいります。

♢素材
本体/ゴースト(イタリアの名門タンナー、コンツェリア・ラ・ブルターニャ社による植物タンニンなめし牛革)
内装/コットン、金具/真鍮、ファスナー/YKKエクセラ

サイズ(W×H×D
250×170×60
ショルダーストラップ長さ1000~1150

カラーオーダー可(ゴースト5色・プエブロ8色)

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