10/5(土)そうかわ塾の講座が無事終了いたしました。
関係者のみなさまはとても一生懸命、さらには本命の受講生の方達の真剣さには驚きを隠せず、ちょっと前なら緊張していたかもしれませんが、今回は💡パッとスイッチが入ってしまい、『もう終わっちゃうの?まだ話し足りないんですけど・・・・』と言った状態になってしまいました。
いよいよ、HIS-FACTORYの日がやってまいりました。
お話をいただいてから数ヶ月、日に日に何を話そうかな・・・いつもだっせんするクセがあるので、前日は日常業務をせずに昼下がりからずーっと新しくパートナーとなったMacBook Airと苦闘しながらも得意のブラインドタッチを弾かせた。。。
数ヶ月前、エスコートしていただいたSさんと打ち合わせした時、応募者の約70名のうち抽選により15名に絞ったというお話を聞いた。
そんなに真剣な人がたくさんいるんだと驚いていた。
まずはご挨拶から
今回エスコートしたいただいたSさんのご紹介にてスタートしました。Sさんとは約6年前のmonomagazineの取材いただいてからのお付き合いだ。
思えば革の世界に入って独立してちょうど30年目。今年は正月早々、藤巻百貨店様の元旦早々の初売り商品に選ばれたり、bayfm78.0MHzさんの開局30周年の記念グッズの制作のお手伝いをさせていただいたりと光栄なコトが度々あり、そして今回は埼玉県は草加市の革作りの業界のお手伝いをさせていただきました。この30年あった頃から今に至るまで、どちらかと言うとネガティブなことが多かったけどあまり隠さず限られた時間ですが、精一杯お話させていただきました。
勢いで入ったこの業界、特に製造業が主でした。製造メーカーの会社に勤めていた24歳の時、突然社長は辞めると言い出した。やっと仕事が慣れ始めて指示されなくてもコントロールできるようになったきた3年経った頃だった。
製造メーカーとは他社ブランドの請負製造のことをいう。当時の社長は自らサンプルを制作し、得意先とも信頼関係で成り立っていた、得意先の製造部門の頭として、下町のメーカーさんを束ねるという立場にもなっていた。黙っていても注文は切れなく間に合わなかっt。職人さんも手の混んだ丁寧な仕立てだった。いい意味で忙しくみんなが潤っていたという印象があった。しかし長くも続かなく、だんだんと注文が少なくなってきた。他所に仕事が回った訳でもなく尻窄みって感じで、得意先はついには倒産。うちの会社も他社の仕事を請け負うが経営が厳しくなったのだろう。1980年代後半、昭和の終わりの頃でした。
その先は、製造メーカーではなく、指示を受けるだけの下請け業者と変わり果てていきました。
これ以上続けると明日の朝になっても終わらないので、続編の機会があればまた。
話は戻ります。
製造メーカー(下請け)から自分のブランドを立ち上げるまでの経緯を話し、お店にこだわったこと、人との出会い、地域への思いと行動、などなど自分の体験談、思っていることをオブラートに包まずお話させていただきました。みなさん真剣に聞いてくれるので、緊張を通り越し気持ちよくなってつい脱線しそうになり、時々Sさんに戻してもらいました。
1Fの工房へ移り
あという間の3時間でした。みなさんはものづくりで起業して見たい、この世界ってどんなの?と興味を持ってこられているので、普通じゃなかった。挨拶してる3分位ですぐにわかりました。経営していく表、裏を少し話させていただきましたがなんせ時間がない。質問にももっとお答えしてあげたかった。今回の15名の皆さんとは何かのご縁、またの機会があればお手伝いしたいと思います。
Sさんから背中を押していただいて本当に感謝しています。ネガティブだった経験も少しは役に立ったかもしれないと初めて嬉しい気持ちが湧いてきました。令和になったから話せたのかもしれません。なんかスッキリした思いです。
そして今回のご縁で草加市の革業界を盛り上げるお手伝いが今後もできるようであれば幸いです。