HIS-FACTORYの製品はファスナーのひっぱりには、必ず同素材(プエブロ〕もしくはBUTTEROの革のひっぱりをつけます。
金属製のままは味気ないし、ただ革を巻いたり、カシメで止めてあるように、なんかチープな作りにはしたくない。
もう20数年お世話になっているYKKファスナーの代理店〔台東区の三協ファスナー〕さんに、無理を言ってYKKオリジナルの引手を止めるスライダーを外してもらって注文している。
このDカンは一般の鉄ではなく、真鍮製。内径は8㎜。
握ると開くペンチを使って、Dカンをちょっと開く。
そして革で作った引手を通して、くぼんだペンチで握って元に戻す。革の厚み1.8㎜なので合わせると3.6㎜
また別のクワガタみたいなペンチでスライダーの隙間を閉じる。
Dカンと革引手を取り付けるのにこの、3つの特殊なペンチを操ります。
完成の図。
これは、L字ファスナーの外用のファスナー。№5といって幅も大きさもちょいと大きい。革の厚みも1.8㎜位厚めにしているので約4年にも耐えくれます。