毎年恒例とさせていただいている革職人展2020春丸善日本橋展4/7(火)までの2週間お世話になりました。
新型コロナウイルスの影響でイベントや活動の中止が多い中、丸善日本橋展の革職人展はなんとか無事に終えることができました。
緊急事態宣言がいつ出てもいい日が続き、最終日の4/7(火)の夕方発表され無事撤収も終わり、なんと4/8(水)から丸善日本橋店も臨時休業に入りました。
大きな本屋さんだけあって、人の間隔もあり、間近で話をすることもなく、広いですが人の行き来があるので自動ドアも開いていることが多く、換気も悪くないと言った感じです。
ただ全体的には少なくちょっと寂しかったです。(それはそうですよね、こんな大変な時期で・・・)
そんな中、突然顔を出していただいたお客様の笑顔を見た時、心の底から嬉しさが込み上げてきました。このブログを書いている途中も、思い出すだけで胸が熱くなってしまいます。本当に嬉しいのと励みになります。不安な気持ちが一気に吹き飛びました。
この手でお作りさせていただいたお客様とお話しできるなんて、作り手冥利につきます。感謝の気持ちでいっぱいです。
またこんなこともありました。約2年前にメールでのお問い合わせで「革ジャンをリメイクして、何か作れないでしょうか」と。できる限りの事はさせていただきますとの回答はしたと思うのですが(実は僕はあまり覚えていななかったです。)そのお客様がその”革ジャン”を持ってきて、ご相談に対応させていただきました。詳しくはあれですが、”形見”のようなのでできる限りご協力させていただきますと”ぶつ”を預からせていただきました。
丸善日本橋店のスタッフさん
丸善日本橋店のスタッフさんとは第二回の2017年からお世話になって毎年恒例の楽しみに。
しかも今回は1年半ぶりの1Fでの開催。1Fのレジ周りは落ち着いた雰囲気があって、スタッフさんは皆優しくて個性的な人ばかり。
不謹慎かもしれませんが、今回お客様が少ないのでスタッフさんや出展者さん達と立ち話でいつもよりたくさんお話ししてしまいました。知ってる人が通ると冗談ばかり言って、気取らない人ばかりで、ここが東京のど真ん中、日本橋というのを忘れてしまうほどリラックスしてしまう、雰囲気で笑顔に包まれていました。ウイルスでピリピリしたムードを解消させていただけました。
小柄でも一番元気がよく気さくなKさんには、幾度も励まされました。みんなのアイドル(?)でした。今月いっぱいで退社するのを以前に聞いていたのですが状況が変わり、まさかの4/7が事実上最終日となり最後の日となってしまいました。「お疲れ様でした、たくさんの笑顔と癒しをありがとうございました。末長くお幸せに」搬出して最後に皆様にもご挨拶「皆さんお身体には気をつけてね、またお会いしましょうね!」今回のご挨拶は、いつもの何十倍も重みがありました。秋の革職人展でも元気な皆様とお会いできますように。
墨田の友達
墨田の東向島珈琲店やイプクレスラウンジ(あべちゃんち)仲間の似顔絵師でもあり絵描きの”ヨッシー”に前半にお店番を手伝ってもらいました。今回もとても助かりました、ありがとう!お陰様で搬出も無事終わりました。
緊急事態宣言のよく4/8(水)から
しばらくはHIS-FACTORYのショップもワークショップもお休みさせていただくことにしました。普段から混み合ったり、密接なことはあまり無いのですが、油断大敵ということで。お知らせはこちら。
休業要請が出ているのに
病院で治療のために多くのことを犠牲にして懸命に動いてくださる方たち、生活用品を販売しているお店の方々、発送をしてもらっている配達の皆様、どんな人にも何度も情報を説明してくれる墨田の東信用金庫の皆様、行政の方、近所で声をかけてくれる皆様、本当にありがとうございます。
私たちも外出を控え、感染拡大を防ぎ、1日でも早く元の生活に戻れることを願います。
そして皆様とものづくりを通して語り合ったり分かち合ったり、みんなで集まって飲み食いしたいですね、パーティーもしたいですね!そうなれるよう1ヶ月我慢します。仕事は工房でできるのでオーダーいただいている鞄もじっくりと制作させていただきます。また色々反省点から新しいことへのチャレンジも妄想しております。仕事を続けさせていただけること、ありがたい事です。皆さんと笑顔で会える日を笑顔になってもらいたいことを楽しみにコツコツと手を動かします。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い臨時休業している東京スカイツリーも”TOGETHER WE CAN ALL WIN!”のメッセージ。
皆様の安全とご健康をお祈り致します。
HIS-FACTORY 中野克彦