A-ROUNDとは、奥浅草を中心に革問屋さんや靴メーカー、工場が多くあるなか、
普段では中々お目にかかれないところを、ツアーや講座、ワークショップなどをやってみなさんに見学や体験をとおして、ものづくりの街をもっと知ってもらえたらとの企画したイベントです。春、秋と年二回の6日目です。
HIS-FACTORYとしては、いつも新しい試みをしたいと挑んでいます。
友人の常ちゃんこと、またの名を”桜橋の怪人”富田氏(革問屋 富田興業社長)には、A-ROUNDの初回(東京ホタル)から声をかけていただいた恩義もあるので出来るかぎり期待に応えたいと思っていました。
そこで、富田興行に革を探しに行って出会ったのは、イタリア植物タンニンなめし協会の認める”ベリー”
牛革の腹部の部分、日本製ではだいたいブクと呼ばれあまり使い道がない部分ですが、イタリアのなめし技術により、それほど伸びめも気にならなく、厚み(1.8㎜)もあり、いい感じの風合いでした。
すぐに、小ぶりのトートバッグをやりたいと思いました。夜な夜な3回テストを繰り返しました。
気が付くと、定員満タンになっていました・・・
さて、あるもの、足りないもの、いろいろ揃えて、
初心者でも手ぶらで来れるように、
革切り包丁・ゴム板・キリ・菱目うち・ハンマー・糸・針など全て用意しました。
定員は一日4人としたかったのですが、5人応募がありました。
意気込んでみたものの、ほんとうにできるのでしょうか・・・
イタリア植物タンニンなめし ベリー(牛革腹部)
イエロー・チョコ・ターコイズブルー・アカ・ナチュラルベージュの5色
をご用意しました。
予想通り、お迷いになられました。
革切り包丁(オルファ―別たち)で、
いきなり型紙に沿って恐る恐る裁断。
なんだかんだとできました。
怪我が無いよう、指導し、最新の注意をはらいました。
コバ磨き、菱目うちした後、糸通し、そしてメインの自己陶酔の世界に入りました。
手縫いです。
針穴が見えないだ、糸が足りない、通らないだと問題続出・・・
でもでも、、、
無事完成しました!
何時間かかったかと云うと、10:00~18:00
お昼休みは、喫茶あかねのサンドイッチを食べながら30分位休憩。
なので、7時間半!!
お疲れさまでした。
さて、2日目
新しい4人組も(一人キャンセル、実はホッとしてしまいました。)いきなり裁断から。
コーナーも自分でやると、気合入ってます。
怪我しないよう、指導し、よーく見張ってました。
線引き、菱目打ち
今日も自己陶酔の世界に入りました。
やはり、穴が見えなーい、通らない、、、
と云いながらもみんな工夫しながら・・・
無事完成しました。
この日は16:30に終わりました。本当にお疲れ様でした。2日間、参加していただいた”ものづくりフリーク”のみなさま、ほんとうにありがとうございました。
大丈夫、大丈夫っなんて、勢いでやらせてしまいましたが、みなさまお疲れだったと思います。でもみなさま喜んでもらえたみたいで、とても嬉しいです。正直いって、ほっとしてます・・・早速次の開催はいつだとメールをいただきまして、有難きお言葉です。でもちょっと待っててください。。。オーダーのお客様にはご迷惑をおかけしてしまっているのです、すみません。
来月あたりから新型やりますので、ご期待ください。
そして、この機会をいただいたA-ROUNDの実行委員会、ボランティアの皆様、サポートしていただきましてありがとうございました。
次の機会も自分でよければ、お役に立てるよう努力しますので、ぜひまたよろしくお願いいたします。
隅田川両岸、東東京が、ものづくりを発信し、貢献できるようがんばります。
※ベリーっていう女性はどこの誰かは全くもって知りません、まったく無関係です。
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