8年の経年変化:迷彩柄レザー&プエブロ/ナポリ
先日久しぶりにフルオーダーでお作りしたトートバッグとご対面。
8年の月日で活躍したこの特注トートバッグ、カッコいいです!
こだわりの強く、マニアックなN氏は、迷彩柄(イタリア製)を富田興業さんから仕入れ、相談にやってきました。
ゾッキではなくて、コンビネーションのがカッコいいんじゃないか、強度も含め提案しました。
ゾッキとは
”ゾッキ”とは一つの素材のみで仕上げることを意味する言葉で鞄業界では、よく使われる変な言葉なんです。
今回の本体が迷彩柄で持ち手やハカマ、ショルダー裏などが別素材(プエブロ/ナポリ)や本体がハンプで持ち手、ヘリなどに革を使った場合コンビと言います。
そのコンビとは逆で”ゾッキ ”であれば同一素材の製品という意味です。
今回はコンビ(コンビネーション)です。
2015年の制作工程
フルオーダーはまずヒアリングしデザインスケッチから。
そして型紙を切ります。
思わぬところで何度も確認、思わぬところで、てこづりました。
ご依頼主N氏のこだわりがあります。
完成
数ヶ月、いえ一年過ぎたかもしれません、だいぶお待たせしました、お待たせし過ぎたかもしれませんが、完成いたしました。
そして2023年8年後の経年変化
こだわりの強いN氏はプエブロのタバコ、ナポリとミニトートバッグのワークショップにも参加し、イタリア植物タンニンなめしの革の魅力にハマり、今ではゴーストにもハマっている。。。。