ゴーストというイタリアの革と出会い早3年半、だんだんと知っていただける機会が増えてきました。
初めの頃は製品化というより、鞄作りのワークショップで使い始めました。
ゴーストとは
タンナー(※皮を鞣し革にする工場のことをいいます)はイタリアに千以上あるタンナーのうち22社のみが認定を受ける”イタリア・植物タンニン鞣し協会”も認める、イタリア・コンツェリア・ラ・ブルターニャ社。
植物タンニン鞣し革のをアニリン仕上げで艶を出し、さらにロウ(ブルーム)をたっぷりと塗り込むことで、厚いロウに覆われている。
もともと古くは英国貴族の馬具用に開発されたブライドルレザーにオマージュされ、誕生した。
使い込むとロウ(ブルーム)がだんだん取れてきて、下地の色の姿が見えてくるという、独特の個性的な経年変化がお楽しみいただけます。
また、ロウは取れるだけでなく、下地の革にも染み込み、防水にもなる。
ゴースト/ターコイズブルーの2年半の経年変化
2年半前、浅草エーラウンドでのイベントでのワークショップでお作りしたお客様の経年変化がこちら。
色はターコイズブルー。
ゴーストをカスタマイズ
こちらは先日のワークショップで作った新型サコッシュ。
カブセをゴーストのワイン、身頃をゴーストベージュ。
お客様から御礼のメールと画像が添付されていた。
なんと、勝手に擦ってロウをとってしまった、早く下のワインを出したかったという。
なんて個性的な方なのでしょうか。
ゴースト/ワインの1年の経年変化
こちらは、手縫いで作るトートバッグのゴースト/ワイン。
ゴーストも個性的な経年変化になります。
ロウはただ取れるのではなく、下のオイルレザーに染み込んでもいくので、防水加工と同じような効果が期待できます。
元々ハリがあるので形崩れもしにくい仕上がりなので、自立する鞄にも適しています。
縫製はひっくり返しの袋物よりかは、外縫いの仕上がりがむいています。
今後は、鞄も小物も徐々にアイテムを増やしていこうと思っています。
革小物
革小物のゴーストシリーズはキーケース 、二つ折り、三つ折りと小銭いれの小、たまにラウンドやL字ファスナーも限定で少々お作りすることもあります。