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ゴーストの経年変化とカスタマイズ

ゴーストというイタリアの革と出会い早3年半、だんだんと知っていただける機会が増えてきました。

初めの頃は製品化というより、鞄作りのワークショップで使い始めました。

1日でゴースト6通りのショルダーバッグが誕生しました。※2019/4/22

浅草A-ROUND春・一日で作る手縫いのショルダーバッグ無事終了

ゴーストとは

タンナー(※皮を鞣し革にする工場のことをいいます)はイタリアに千以上あるタンナーのうち22社のみが認定を受ける”イタリア・植物タンニン鞣し協会”も認める、イタリア・コンツェリア・ラ・ブルターニャ社。

植物タンニン鞣し革のをアニリン仕上げで艶を出し、さらにロウ(ブルーム)をたっぷりと塗り込むことで、厚いロウに覆われている。

もともと古くは英国貴族の馬具用に開発されたブライドルレザーにオマージュされ、誕生した。

使い込むとロウ(ブルーム)がだんだん取れてきて、下地の色の姿が見えてくるという、独特の個性的な経年変化がお楽しみいただけます。

また、ロウは取れるだけでなく、下地の革にも染み込み、防水にもなる。

ゴースト/ターコイズブルーの2年半の経年変化

2年半前、浅草エーラウンドでのイベントでのワークショップでお作りしたお客様の経年変化がこちら。

色はターコイズブルー。

カブセの方がよく触るのでロウが落ちています。

背胴は身体に触れていることが多いので、やはりロウがとれています。

ゴーストをカスタマイズ

こちらは先日のワークショップで作った新型サコッシュ。

カブセをゴーストのワイン、身頃をゴーストベージュ。

初めはしっかりとロウがのっています。

お客様から御礼のメールと画像が添付されていた。

なんと、勝手に擦ってロウをとってしまった、早く下のワインを出したかったという。

なんて個性的な方なのでしょうか。

ゴースト/ワインの1年の経年変化

こちらは、手縫いで作るトートバッグのゴースト/ワイン。

出来上がった新品状態

約1年、ご使用になった経年変化。だんだんとロウが取れてきて、持ち手の部分は減りが早い。

ゴーストも個性的な経年変化になります。

ロウはただ取れるのではなく、下のオイルレザーに染み込んでもいくので、防水加工と同じような効果が期待できます。

元々ハリがあるので形崩れもしにくい仕上がりなので、自立する鞄にも適しています。

縫製はひっくり返しの袋物よりかは、外縫いの仕上がりがむいています。

今後は、鞄も小物も徐々にアイテムを増やしていこうと思っています。

革小物

革小物のゴーストシリーズはキーケース 二つ折り三つ折りと小銭いれの小、たまにラウンドやL字ファスナーも限定で少々お作りすることもあります。

 

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