BLOG

徳島の旅〔北室白扇/半田手延べ素麺~農家のレストラン/風和里〕後編

阿波池田駅の宿を後にし、昨日借りたレンタカーで吉野川沿いの192号線を東に走らせる。

目的地は、北室白扇/半田手延べ素麺

昨日のBUAISOU、アースシップともアテンドしてくれたジュンコさんの半田手延べ麺の工場へ。

2Fが入り口になっている。

数日かけて伸びてくる麺

長くなって固まってきたのを、機械の前に敷いて、断裁する。細い太いがあるので選別する。

ここからが凄い

隣の部屋には原材料の貯蔵庫。

重いので下に落とせるよう床に小麦粉を捏ねる機械。

2Fでこねた小麦粉が降りてきてだんだん細くなって行く。

さらに細くなって”より”をかけながら、機械にかかって行く。

お父さん、2Fで麺をカットしてくれる実演してくれたと思ったら、1Fで吊るす原型を作業中。

これが、2Fに上がって数日干して、だんだんと細行くなっていくのです。1F,2Fをうまく利用しています。

梱包、出荷作業

隣の部屋では、丁寧に梱包、出荷作業。おばちゃんたちは明るく笑顔で出迎えてくれました。

機械が全部オートメーションでやってくれるのではなく、人の手が入り丁寧な仕事があるからこそ美味しい手延べ素麺ができるんですね。

しかも早朝から夜まで労働時間が長めです。つくづく製造する現場は大変だなあと思いました。

生産者の苦労と手が抜けないお話を聞くと感動します。

そしてほんとうに美味しいので、徳島の北室白扇/半田手延べ素麺ぜひ一度は御賞味して欲しいです。

おいしいだけじゃない価値がある

半田素麺の生産現場を後にし、ものづくりに共通する色々なことがあるのを目の当たりにし心を打たれながら車を走らせる。

どんどん坂道をクネクネとどこまで上がっていくんだ・・・。

やっと到着したのは、ほぼ頂上、標高600メートル。

傾斜は40度

この辺りには約200近くの集落が点在しているそうです。

傾斜40度で独自の知恵を絞って自然を生命を集落を守り400年継承され続けている。

地元の方のお話だと昔々、吉野川が大暴れするので山を登ったと云う・・・。

伝統と自然を守る

刈り取ったカヤを円錐状に積み上げたコエグロ。

この地では雑穀や野菜の原種に近い種子がそれぞれの農家で採種保存されてきて一度途絶えると復活は難しいそうだ。

世界農業遺産 GIAHS(ジアス)

この日は大寒。しかも通年だったら雪が20㎝位積もってとてもじゃないけどここまで来れない。

奇跡の快晴を呼んだ全国から集まった16名+ガイドさん。

農家のレストラン/風和里

お山で採れた食材でのランチ。

それぞれ素材の味がしっかりあり、自然そのものの色とりどり、そして優しさを感じる美味しさでした。

おもてなしというよりも、普通におこなっている感じに感銘を受けました。

左側には現地の生産者のおばあちゃんとレストランの店主も。皆さん本当にいい顔!

現地解散

世界農業遺産 GIAHS(ジアス)で現地解散。

車10台が次々と下山しました。みんなとお別れだ、寂しい。。。 またお逢いしましょうね!!!

人のご縁に感謝

急にも関わらず、このツアーに参加させてもらえ、とても貴重な旅ができた事、いつもお世話になってる仲間からケンメイさん、ジュンコさんの繋がり、徳島で初めて出会った温かい人たちのおかげで最高に楽しく、学びがある素敵な2日間を過ごすことができました。

モノや食品を作り上げると云うのは色々な思いや工程を経てできてる。

この二日間で出会った生産者さんは全て自分の目の届くところで最後まで関わってお客様へ世に届けている。

全身全霊を持って作っている。

たくさんの物を見て、表面つらだけ知ったつもりで値段や表記を見て高い安い、業界を知ったようなずらしていた頃の自分が恥ずかしい。

材料の選択、制作工程、立地、人手など色々経済的な問題から販売、持続をしていく活動など、本当に大変な事だとしみじみ思います。

多くの困難もありながらも最善を考え、行動する。

作り手の優しさと温かい気持ちが伝わってきました。

そしてここにきた、関わった数十名の皆様みんな温かい。

そういう温かさが行き来してエネルギーになって人を心を動かすのだと新ためて思いました

自分ももっと皆様に温かい心を持って人にも、ものづくりにも、体験にも喜んでもらいたいと思いました。

阪神大震災で崩れ落ちなかった実物の活字を使った大阪の活版印刷の友達から「おみく字」をいただいたのは”温”

徳島に全国から集まった皆様はみんな温かい、奇跡のようなこのご縁に感謝、これからも人にもモノにも温かさを大事にしたい。

BUAISOUで青く染まった爪が日に日に取れてしまってきて、とても寂しい・・・

皆様いい旅、いい学びをありがとうございました。そしてまたお会いできるのを楽しみにしています。

番外編

クネクネ道が終わり、国道に出た頃は、俺は車酔いしてました。

常ちゃんの運転はエンブレ使わないから「頼むよ〜エンブレ使ってくれよ」って思いながら文句言わないで黙ってたら、余計気持ち悪くなった・・・・

けど、

白草社でカレーも食べました。

めちゃめちゃお腹いっぱいだっったんですが、ヨッシー、ウナちゃんが、いいよっていうから。

3人で一つのシェアでも、ご夫婦の店主は快く引き受けてくれました。

近くの穴吹川があまりにも綺麗で大阪から引っ越してきたそうです。

素敵だ。

仏生山温泉にも寄りました。

ヌルヌルしたお湯も気持ちよかったですが、熱々の石の上に寝る低温サウナがたくさん汗かいて超気持ちよかったです。

 

 

 

関連記事

  1. エムピウ × HIS-FACTORYコラボレーションバッグ「GAGLIARDO」…

  2. 8番糸(ビニモ)での縫製修理、糸通しに感動。

  3. 藤巻百貨店クラウドファンディングプロジェクト(前半)途中経過

  4. ハバナ/エルバ(グリーン)の色合いと経年変化

  5. 新年の新調モノ

  6. 手縫いで作るトートバッグS・アメリカに渡るの巻

Order-made

sidebar_order

Workshop

sidebar_workshop

Shop Info

sidebar_shopinfo
PAGE TOP