50代中盤も過ぎて参りました今日この頃、ちょっとしたきっかけで一気にカーライフが一変いたしました。
10数年振りに「乗りたい!」と思ったパートナー(車)に出会えた。
5月の納車の日の夕方から夜にかけては、まるで二十歳のように、用事もないのに都内をぐるぐる走りまくってしまいました。
昨年末には思いもしませんでした。
3月のブログカーライフ20歳からの愛車遍歴の後編になります。
出会い
たまたま行った車屋さんでフィアットパンダ(3代目・ネイビー)が目に飛び込んできた。
なんだこのコンパクトでワゴンぽくって、可愛らしいのは、「イタ車か・・・」外観、内装ともデザインに一目惚れしてしまいました。
この車に乗っていることが勝手に妄想し始めワクワクが止まらなくなって、先の人生も楽しくなりそうな予感がしたのです。
ライフスタイルを見直し
それから、自分のカーライフを色々と見つめ直してみました。
20代から約30年間、”ワンボックス”への固定観念、執着があり、数年前までは仕事優先で、他社製品の制作で量産された大きな鞄を車で納品したり、材料を工場や職人さんに運ぶのでワンボックスは必須で、プライベートでは20~30代はスキー、スノボー時代は4〜5人で車中泊、サーフィンはロングなので3メートルあるけど、キャリアに載せなくても室内に2枚スッと入る。(天井に吊るしたり)
8人乗りなので、みんなでドライブに行くのも楽しいし、引越しやちょっとしたお手伝いで役にも立てる、など喜びもたびたびあった。
しかし、ここ2~3年で、他社製品の量産の仕事は念願の終止符を打った、大きな箱をたくさん納品、材料を届けるという概念が無くなった。
サーフィンは土日は、お店オープンのため行けなくなってしまったので、平日1人か少人数でしか行けなくなった、回数も少なくなってしまって寂しいけど。
ボードはキャリアに積めばイイ。
大きな荷物を運ぶこと、多くの人を乗せる機会も少なくなった。
また、1人で大きな車を乗る2000cc〜の排気量の必要があるのか、コンパクトカーで十分なのではないかと。(エコの問題でハイブリットとかも分かるが、デザインが無理・・・個人的な主観ですのでごめんなさい)
フィアットパンダとの出会いで、いろいろ新しい考え、ライフスタイルの見直しとともに、独りワクワクが止まらなくたり新しいカーライフが芽生えてきました。
イタリアとのご縁
ベスパに乗って約20年、イタリアの革をこよなく愛し(ピアジオも革もトスカーナ産)オリジナルの革小物、革鞄の製作販売を初めて約15年、自転車はプジョーですが、イタ車に乗ってイタリア気分を味わいたい、心の叫びが聞こえてきました。
短い間だったけど、ありがとう。
昨年末に買い換えた、RF-2のステップくんは4WDのサンフーフ付き、ちょうど知り合いがたまたま4WDを探していて、お互いにメリットありの交渉成立、すごいタイミングだ。
タイヤもバッテーリーも去年9月に新品に交換したばかりだし、タイミングベルト新品交換、ブレーキまわり、ホースなど劣化しやすい部品も交換してもらい整備万全なので、知人にも気持ちよく乗ってもらえるはずだ、短い間ではあったけど、ありがとうRF-2のステップくん。
縁があるのかも、フィアット パンダ3代目に。
Fくんに頼んで探してもらうことにした。
夜な夜なカタログを見たりYouTubeで勉強したり、やってること二十歳(笑
オークション
Fくんは、車専門オークション(ヤフオクじゃ無いですよ)でフィアットパンダを毎日チェックしてくれた。
人気のフィアット・チンクエチェントもだけどフィアットパンダも限定色が結構あって、限定って聞くだけで、何それ!って心躍る。
最初ネイビーがいいなぁと思っていたけど、トスカーナグリーンっていうのもあって、どっちもかっこいいな・・・年式を問わなければ、スカイブルーやイエロー、オレンジなんかも色とりどり。
マニュアル6速もいいなぁ、これまた悩む・・・。
キャリア付きのネイビーが出たときは、ついに、これかっ?!と思った。
けれど・・・もう一回、考えた。
イタリアといえばレッド、フェラーリレッドとかイタリアントマトとか。
広島カープといえば赤ヘル、やっぱり、レッドにしよう!これからの人生が華やかになるかもしれない、そう胸の奥でつぶやいていた。
2013年〜はイタリアンレッド、2018年〜からはアモーレレッド、マイナーチェンジした2018年以降が欲しかったのでアモーレレッドに決定!
えっもう出たの?アモーレレッド!
1ヶ月後の4月上旬ついに出ました!2018年の”アモーレレッド”
走行距離:13000キロ(車検切れ)、オプションでETC、リアコーナーセンサー(要らないけど)が装備されている総合評価5。
Fくんに「どうしましょう?」と連絡が入る、おれは「この子でヨロシク!」
数時間後、落札できましたと連絡が来ました!
つっ、ついに!50代中盤を過ぎたおじさんの胸の鼓動は止まりませんでした。
納車前
数日後、Fくんのフジイオートに車両が届いた連絡があった。
車検や整備があるのでまだまだ時間はかかる前に、お願いしたいことがあった。
どうしてもコンポとスピーカーの純正を取り替えて欲しかったのだ。
Fくんは気持ちよくいいですよっ!って言ってくれた。
ネットで、純正のコンポの音がしょぼいとの評判だったのと、しかもcdプレイヤーとラジオのみでBluetoothがついてない。
ミュージック重要♪(だいたい70〜80年代soul.funk地獄ですが・・・)
スピーカーは約20年前のハイエースに付けていたBOSEの17㎝スピーカーを取ってあったので、長年の時を経て活躍の出番が来たのだ♪
最近の1dinのコンポ(パイオニア)は安いですね¥17000位、しかし、パンダには簡単には付かない、フレームなどキットが必要で配線セット¥50000・・・結局両方で¥67000まじ?うそーん。
ちなみに2dinだとコンポももっとキットも各2~3万円高い、¥100000越え、カーナビ付きのにしたら¥200000以上だ、さらに驚き。
車の中ではテレビもDVDも見ないし、ナビはiphone12のGoogleマップで十分。
Fくん、奮闘中、こんな面倒臭いのにすいませんね!
偶然、17㎝の径は合ったけど、フレームの穴が合わなかった、しかしオールマイティーのフレームがあるとの情報でスーパーオートバックスへ購入しに行ってくれた。
次の日、付きましたよ!とLINEで画像を送ってくれた!
おぉーついにBOSEのスピーカーが20年ぶりに♪取っておいて良かったあ、これ当時高かったんです(笑
いい音出てます重低音も響き、車の中が毎回ライブ会場みたい、さりげなくロゴも見えて嬉しい♪
ついに、納車!
無事、コンポ、スピーカーの交換、ドラレコ 装着、車検、整備、コーティングが済み、いよいよ待ちに待った納車。
納車日は5月8日3時にお願いした。
これにはすごい意味があるんです、ナンバーは数字を所得済みで納車とも語呂合わせができた、これもご縁、験担ぎ?(興味ある方は個別にお話しします笑)
新しいパートナーはイタリアの大衆車
フィアットパンダ 3代目 アモーレレッド 2018年 走行距離13000km
独自のデザイン、独自の世界観♪
イタリアでは大衆車ですが、なんて特別感があるのでしょうか、フィアットパンダ ちゃん。
どの角度からみてもニヤけてしまいます、嬉しい♪
エンジンは875cc ツインターボ
エンジンルームをとりあえず開けてみる。
875CCの2気筒のツインエアーターボ、エコも兼ねて地球のためにも考えて、少ない排気量で走り、ターボで補うと云う考えの元に設計されたエンジン。
ちなみに、軽自動車は大体3気筒の660ccだそうです。
ツインターボって響きだけで、興奮しちゃう。
ボンネットを開けても見てもよくわからないが、独りうなずき満足している。
ボンネットの裏側の塗装、下色のベージュが残っている。。。イタリア人は気にならないのだろう。
なんて書いてあるが全く分からない、モーターオイル・セレーニャだけなんとなく読めた。
とにかく楽しい♪
エンジンをかけるとバタバタと音、振動が伝わり、アクセルを吹かすとドゥルーンと野太い音がする、まるで大型バイクのようだ。
アイドリングだけでも車と一体感を感じる。
普通のATのようにPからDに入れるのではない。
1からNに入れ再度1にシフトしてから走り出す。
デュアロジックと云うのマニュアルトランスミッションで自動変速モード、普通のマニュアル車と違いクラッチ操作がない。
オートマモードでは1速から2速に変わる時、3,000回転辺りで自動でギヤが変わる。
その時クラッチは踏まない(無い)けどギアが変わるタイミングでアクセルを戻さないとガクっと違和感がある、2速〜3速も同様だ。
かなりクセが強い!
しかしそれを操って、運転してるって実感がある、これがまた楽しい、自分の思い通りの走行ができるのがとっても快感なのだ!
マニュアルモードでは、自分のタイミングでギヤを変えていく(クラッチなし)ので、カーブに差し掛かるときや登り降り、高速道路でもなど自分の思い通りにエンブレや加速ができ、ストレスなく楽しく運転できる。
外装デザイン
次の日、ちょっと早起きして、とりあえずどこで写真撮ったら映えるかなぁと仕事前に墨田区界隈を小ドライブ。
隅田公園脇、高速の下の道は、日陰で暗いかなと思ったけど、天気がよく、開放的。
明るい昼間にマジマジと外装を眺める。
後部座席はかなり狭い。このスペースで3人はちょっと・・・ずいぶん強引な企画
このフィアットパンダ 3代目は、そんなに人気ありません、公道を走っているところ見た事ないです。
でも個人的にデザインが気に入り、ほとんど誰ともかぶらないだろう、そういうのもとても満足、独自の世界観を感じています。
最近の車なのに、どこをみても尖ったところがない、温かみのある感じがとても気に入った。
内装デザイン
外観もだけど、この内装のデザインにもベタ惚れしてしまいました。
スクワークルと云う角の取れた丸のデザイン。
エアコンの調整や外気調整のボタンがガチャガチャって回すアナログな感じもまた気に入っている。
素材は安っぽいプラスチックみたいだけど、デザインで楽しい空間にしてくれる。
デュアロジック
あえて厳つい車の横に車庫入れしちゃいました、デカっ!コワっ!(乗ってる人すみません・・・)
ちっこくて可愛さに優越感を感じています、コンパクトでニンマリしててかわいいパンダちゃん(親バカみたいな)
アクセサリーも可愛いのだ
フィアットはアクセサリーも沢山あって可愛いし、楽しいんです。
まだまだ純正でもエコバッグやマグカップ、タオル、などなど、純正ではないけど、車内コースターや滑り止めマットや 色々なグッズがあって、いちいち楽しい気分にさせてくれる。
キャリアが来た!
サーフボードを載せるのにキャリアが必須でようやく入荷した。
しかし、最初に載せたのはなぜか木材。
そして、マットレス、走ると捲り上がる。
後部座席を倒せば、冷蔵庫と洗濯機も入りましたキツキツでしたが。
つまり引越しのお手伝い。
そして、やっとサーフボードを載せることができました。
4:00出発!
友達のショートボードと2枚、早朝千葉北に到着。
小波を満喫し、遊ばせてもらってからの海から上がった後は、ちょっとまったり時間。
茨城の朝
帰りは大栄インターで仮眠しても14:00には帰ってきて、もうひと仕事できる。
夏は良い!
メリット
3ヶ月〜ほど乗ってみて、やっぱり良かった点。
- 裏道の細い道もストレスがない、現在の車庫も細くて狭いけど余裕。
- 三つ目通りのような二車線の道路で駐車している車があっても、左車線のままでもストレス軽減。
- ヨドバシとかの駐車場、車庫入れが楽ちん。
- 足回りは地面を捉えて離さない、高速道路でのコーナーリングも安定感がある。
- デユアロジックのギヤチェンジがクセが強すぎて面白い。
- またマニュアルモードでは自分の感覚でギアチェンジができて楽しすぎる。
- 低速からの踏み込み、特に2速で引っ張る時のエンジン音がたまらない。
- 高速道路ではターボなので十分な加速がある。
- エンジンブレーキの効きがすごい。絶対雪道楽ちん。
- 可愛い。
- 独自のデザイン。
- 乗るたびにテンションが上がる。
- 人と被らない。
- 税金が安い(1000cc以下)
- 洗車が楽ちん。
- 燃費は下道で10キロ、高速で15キロを計測。
- などなど
デメリット
- 後ろ席は狭い。
- 荷物を入れるとトランクも狭い、3人分のサーフィン道具は結構きつい。
- ハイオク
- などなど
番外編:納車前
納車前に入荷したって連絡がきたらすぐにマイベスパ乗ってフィアットパンダ に逢いにきた。
マイベスパと一緒に並ぶなんて夢にも思もわなかった、嬉しい!
カーライフの見つめ直し
昨年秋の車検をきっかけに、買い換えた車から年明けに出会いがあり、3月に手放すことができ、5月に新しいパートナーになりたい車がやって来た、神が降臨して来たのではないかと思うくらいのタイミングでした。
これからの人生は好きな仕事をしながらも好きなモノ、コト、ヒトと一緒に過ごしたいし、自分自身のライフスタイルも変わって来たのに気づき、車は移動する手段だけのモノではない、カーライフも喜びと楽しみを共用する。
最近の車はアクセルを踏めば誰でも無意識にスーッと動き出す、自動でブレーキがかかる。
手を近づけただけででドアが開いたりとか、最初からついてる大きな画面のカーナビも要らないし、乗りごごちも少しも振動しない車なんて、まるでスカイツリーのエレベーターに乗ってるみたいで、きみわるい。(個人的主観です)
うだうだ言ってても、そのうちそういう車だらけになるのだ。
だから乗れるうちに、ガソリン車で楽しい車に乗る!そう決めた。
所さんが面白いことを言っている記事を読みました、同感です。
車が売れない、モノが売れないのは、不況のせいでは無いと、私も面白いと思ってくれるものづくり、独自のデザインをを続けたいと、そう思います。
フィアットパンダは運転しててとにかく楽しいし、いろいろなところへ行きたくなるしいろいろな世界をみてみたい、体験をしてみたい、そう思わせてくれる車に出会えました。
これからの人生にスパイスとして彩りを与えてくれるのではないでしょうか。
ほんとうにこの車と出会えて良かった。
ちょっとばかりの不便さを楽しんでいます。
車もだけど人とのご縁
車関係に信用できる、頼える人に出会えた、フジイオートのFくんにはいろいろ良くしてくれて、本当に感謝している。
彼に出会わなかったら、このフィアットパンダ とも出会わなかったし、忘れかけてた楽しさを思い出させてくれた、これからのカーライフのレールを敷いてくれたのかもしれない。
Fくん、ありがとう、これからもよろしく!何かあったらなんでもFくんに相談。
カーライフの勧め
現在、なかなか外出しづらい世の中になっているとは思うけど、そんな世の中だからこそ、カーライフを見つめ直す時かもしれません。
僕が見てて面白かったサイトをご紹介します、色々勉強になったし、車に興味が湧いてくる後押しもしてくれました。
暇つぶしに参考にしてみてください、きっといい車に出会えるきっかけになるかも知れませんよ。