つい頑丈な作りを意識してしまい、全体的に重くなる傾向がありますが…それはちょっと休憩し、最近は軽るさに意識した新しい型を作っています。素材は最近”ナッパ”を使用することが多いです。
暑さは、ミネルバボックスが約1.8㎜、このナッパは約1.2~1.4㎜。
薄いので軽いのが特徴です。薄いといってもイタリアバケッタ製法によりしっかりとオイルが浸っていますのでご安心を。
胴裏と本体を縫い合わせているところです。こういう縫製は平台ミシン。
あたりに合わせて袋縫い。
◇素材:ナッパCB(イタリアの名門タンナー、バダラッシー・カルロ社による植物タンニンなめし牛革)
◇色:コッチネーラ
メインの秘伝のオイルを使用したイタリアバケッタ製法で作られたナッパ。薄化粧仕上げのため傷やトラは隠れにくい反面、素材の味を活かす唯一無二の個性のある表情を持っています。
銀面(表側上層)にはカゼイン(タンパク質)といって、卵白と同じような成分を塗り、磨き上げて艶加工されているのがナッパCBです。
使えば使うほど艶があがり、深みが増した色に育ち経年変化がお楽しみいただけます。
改めまして、ミネルバボックスが約1.8㎜、このナポリのナッパは約1.2~1.4㎜。
薄く軽いのが特徴です。
♢サイズ:W360×H280×D120
♢重量:850ℊ
薄い革で、よく持ち手の根革でひっぱられてグダグダになってるデザインをよく見かけます。それを見ると、どうしても数年後のことを考えてしまいます。
口元ギリギリで縫製し型崩れしない、口元にはステッチなしのデザインにしました。
持ち手は50㎜からだんだん細くなりトップは40㎜。でも35㎜にしてもいいかもしれません。立ち上がりは余裕の23㎝、冬のコートでも大丈夫。
間にはヌメ革の床(革の下の方の層)を入れてあり、補強と自然な風合いを保っています。
ファスナーポケットも平ポケットも底と一緒に縫製し、モノをいれても型崩れしないよう配慮しています。
底鋲は真鍮製、5㎜のウレタンも入っています。