昨年休止していた”オープンファクトリー・スミファ”は第12回、11/22(金)23(土)の2日間開催されました。
HIS-FACTORYの2日間のレポートです。
スミファとは
墨田区はものづくりの街、大きな工場から小さな工房までを巡って職人と話し技術に触れ、ものづくりの“ 現場 ”を肌で感じることのできるイベントです。
技術を惜しまなく見せてもらえたり、体験のワークショプから、ものづくりための物件ツアー、スタンプラリーで景品ゲットなどの企画もあります。
11/22(金)の初日はいい天気に恵まれました。
HIS-FACTORYでは
HIS-FACTORYではイタリアンレザー講座&1日で作るトートバッグ作りを企画しました。
【スミファ特別企画】イタリアンレザー講座とトートバッグ製作体験
イタリア植物タンニン鞣し革を学び、1日かけてじっくりと手縫いのトートバッグ作りが体験できるワークショップを開催します。
イタリアの革の歴史から、植物タンニンなめし革の製法やその独自の特性について説明します。
その後、本体はプエブロ、持ち手・ショルダーベルトはブッテーロのコンビネーションのトートバックを制作していただきます。
工程は、コバ磨き〜菱目打ち〜手縫いと、全て手作りで世界に一つだけのトートバックをお作りできます。
初日
イタリア植物タンニン鞣し革の歴史から特徴を知っていただき、タンナーさんの動画を見ていただきました。
予約の際に裁断パーツは用意してあります。
菱目打ちで穴あけをしています。
縫い目はこの穴あけが重要です、真剣です。
手縫い
一目一目糸を通し、ひとめひとめギュッと締めます。
日も暮れてきました・・・
完成
素材:プエブロ/ペトローリオ&ブッテーロ/ブルー
たまたまお二人とも革のセレクトは同じでしたが、糸の色が違います。
とても綺麗に仕上がりました、一日ぶっ通しでの製作、お疲れ様でした。
2日目
二日目も晴天に恵まれました。
二日目は4人のご参加。
イタリアンレザーの講座からスミファについても、サクッと説明させていただきました。
早速製作スタート
実はコロナ明けからの常連さんが集結、でも久しぶりなので菱目打ちも「曲がったー!」「大丈夫だよ!」と賑やかにスタートしました。
手縫い
手縫いになると水を得た魚のように、みなさん自己陶酔の世界に入りました。
途中から体が思い出したかのようにスイスイ縫っていきます。
合体
身頃とマチを合体。
これは私でなければできないので任せていただきました。
コバ磨き
身頃とマチのまとめ手縫いが終わると、わたしが豆カンナで面取りします。
そして目止め液をのせ、ガラスで磨きまではやって。
最後の艶出し磨きはご自身でやっていただきました。
ですが、忙しくて画像撮れませんでした。。。。
完成
約6時間お疲れ様でした。
それぞれ個性があって、とてもかっこいいーですね、みなさま完璧です!
本体素材:プエブロ
持ち手・ショルダーベルト:ブッテーロ・マレンマ
金具:真鍮
裏地:11号頒布パラフィン加工
ご来店の皆様もありがとうございました。
1Fの工房見学に来てくれた方々から、スタンプラリー、2Fのショップをのぞいてくれたり、色な方々が工房ショップに来てくれてありがとうございました。
地域の関係者さんから、スタンプラリーのお客様まで幅広い人々が立ち寄っていただきました。
また、7月に全国のオープンファクトリーのイベントチームが集まって、交流会をする”ものづくりサミット”というのがあってその時参加させていただいた時にいらしていた方も、地域の産業の向上、地域活性化、オープンファクトリーについて
関西から視察にこられたりといろいろなお話しもできて楽しかったです。
感謝
スミファのイベントは約10年前の第1回か2回から参加させていただき、毎年企画し体験していただきながらも、私どもも毎回多くの学びがあります。
また浜野製作所様はじめ、今年からは地元東京東信用金庫さんのサポートもあり、運営からPR活動、色々なセッティングなどしていただき感謝の気持ちでいっぱいです。
2日目の常連さんたちは、勢い余って18:00過ぎからパスケースも作りたいと賑やかに残業してしまいました笑。
そして次は何を作るか、企んでる様子はとても微笑ましく、次回のワークショップも開催できるよう頑張ります。
ご来場の皆様、関係者の皆様ありがとうございました。
来年もスミファが開催できますように!