働く女性のために考えたA-4中仕切りトートPolacco(ポラッコ)
A4ファイルがぴったり入るサイズで、マチも広めにとっています。お弁当箱などが入るよう、底部分は仕切りが解放されており、中仕切りにはファスナーポケットを備えています。
やや重さはありますが、その分安心感があります。長く愛着を持ってお使いいただけるパートナーとなるよう、縫製の補強を施し、素材にはイタリア製植物タンニンなめし革「プエブロ」を使用しています。
ご来店いただいたお客様はコッチネーラをご希望
本来プエブロのナポリ、パパベロ、ネイビーの3色のリリースですが、ワインレッドのようなコッチネーラをご希望。
プエブロ
牛脂を使ったイタリアのバケッタ製法で作られるプエブロは、吟面を手作業で擦り、細かな模様を施しています。そのため、一つひとつ異なる独特の表情を持ち、通常の吟擦り革では味わえない豊かな経年変化を楽しめます。使うほどに自分だけの色合いへと育っていきます。
プエブロの経年変化はこちら。
本来、根革(Dカンが付いてショルダーベルトのナスカンの荷重がかかるパーツ)には、ブッテーロの原厚2.8mmを使用しています。
しかし、ワイン色のブッテーロの在庫がなかったため、プエブロを1.8mm厚で2枚貼り合わせ(合計3.6mm)後、2.8mmにベタ漉きして裁断。補強のため厚みを維持しています。
根革の土台は8番の糸で縫製
この厚み(2.8mm)であれば、8番糸で十分対応できます。
0番糸縫製
持ち手の中には2ミリの床革をサンドして厚みをキープ。
Dカンを通す根革、土台、中の芯を通しで、極太の0番糸で縫製。
コバ仕上げ
最後のコバは面取り→サンドペーパー仕上げを行います。
そして、目止め液を使用し、さらに磨き込んで最後は空磨きで艶出しのコバ仕上げ。
最後にまとめ縫製。こちらも0番糸で仕上げます。でこぼこが多い箇所は、あらかじめ菱目打ちで、手打ちで穴をあけてからの縫製。
完成
■ 素材
- 本体:プエブロ(イタリアの名門タンナー、バダラッシー・カルロ社製 植物タンニンなめし牛革)
- 補強革(ショルダー取り付け金具部分):プエブロ貼り合わせ(同上)
- 内装:コットン
- 金具:真鍮
- ファスナー:YKKエクセラ
■ サイズ(W×H×D)
- 本体:350 × 260 × 最大150mm
- ハンドル立ち上がり:110mm
- ショルダーストラップ長さ:1040〜1160mm
■ 重量
- 約1140g
カラーオーダー可
裏地はレッド。
底鋲は日本製の真鍮製。
J様、イタリアからの革の入荷が遅れてしまい大変お待たせしましたのにも関わらず気を遣っていただいてありがとうございました。
polacco(ポラッコ)中仕切りA-4トートバッグ
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