現行モデルの名刺入れの入る枚数は約40枚。もっと入るのないのっと云われ続けていましたところ、ようやく製作できるタイミングがありました。今回はエトルスコ革を使用してみました。
豆かんなで面取りをしている様子です。さらに紙やすりで目を細やかにしていきます。
紙やすりで丸く仕上げたあと、要材をガラスやヘチマで磨いてから、乾拭き仕上げで艶を出しています。研磨機だとどうも納得いく仕上げにならないので、面倒でも全部手作業で仕上げます。手をくわえただけ応えてくれ、仕上がりもナチュラルな色合いで綺麗だと作り手としても楽しいです。
この素材は、イタリア植物タンニン鞣し協会のワルピエ社の”BUTTERO”と同じタンナーで作られている”エトルスコ”。もともと4~5㎜位ありシボがあったりなかったりと均一性を求めないシボの表情、しなやかな弾力、オイル感が味わえます。初めから艶がある表情をしています。
新型名刺入れ、3月下旬に販売する予定です。