トートバッグammassare Mサイズ(縦型)のセミオーダー制作
HIS-FACTORYの代表作でもありロングセラーのトートバッグ(アンマサーレ)のMサイズ(縦型)のセミオーダー、プエブロ/コニャック&マレンマ/チョコのご紹介です。(2025年7月〜9月制作)
この縦型は現在の全5サイズの中でも初期(2006年ごろ)からのサイズで、本体には表情豊かなプエブロを贅沢に使い、持ち手と根革には堅牢なブッテーロ(マレンマ)を組み合わせ、縫製には0番糸を用い、長期使用にも耐えられる安心感のある逸品です。

ファスナーはYKKエクセラのWを使用、両サイドにはアオリポケットのリクエストにお応えしました。

底鋲は真鍮の引きもの。
”引きもの”とは真鍮の地金丸棒、角棒などを旋盤機械で回転させながら削り出す加工技術で作られた製品。

メインの裏地ポケットはファスナーポケットにもう一つホックのポケット、反対側には平ポケットを3つ、鍵などぶら下げる二重リング付き。

トートバッグ ammassareMサイズ(縦型)アオリポケット付き
- 本体素材/プエブロ・コニャック(イタリアの名門タンナー、バダラッシー・カルロ社による植物タンニンなめし牛革)
- ハンドル/取り付け金具部分の補強革/マレンマ・チョコ(イタリア老舗タンナー、ワルピエ社によるトスカーナ植物タンニンなめし牛革)
- 内装/コットン 金具/真鍮 ファスナー/YKKエクセラ
- サイズ:W330 mm×H350 mm×D110mm、ハンドル立ち上がり25㎝
- 重量:1500g
制作工程
まず制作前にヒアリングの際に書き留めたデザインをスケッチ画を描き、色や細かな仕様を確認します。
トートバッグammassareは、全サイズともアオリポケットに対応しています。

革には、それぞれ異なる表情があります。
キズ、色ムラ、トラの入り方や、伸び目も見ながら、どの部分をどのパーツに使うかを考えながら裁断を進めます。
取り都合だけを優先するのではなく、革の個性を活かしながら全体のバランスを整えていくのも大切な工程のひとつです。


トラはキレイに流れ、キズが少なく、いい具合に裁断できました。

本体に8番糸を先に縫製。
次に裏地の縫製へ。

裏地の縫製が終わり、

表の極太0番ステッチ縫製。
長期使用に耐えられるよう、マレンマ元厚(約2.8㎜)に裏にギン付き補強、台革をつけて縫製して行きます。

胴の下のハカマも0番ステッチ

持ち手もコバ磨きをしたあと、しっかり0番糸で仕上げています。

持ち手の制作の様子はこちら
最後の口元の縫製も0番ステッチでまとめています。

全行程を経てammassare 縦型(Mサイズ)完成しました。
負荷のかかる部分まで考え抜いた堅牢な仕立てで、長く付き合えるトートバッグに仕上がっています。
日々の使用とともに、プエブロ、マレンマの表情がゆっくりと育っていく過程も楽しんでいただけたら嬉しいです。

ありがとうございました。
この度はammassare Mサイズのオーダーいただきありがとうございました。
コニャックとチョコの革の組み合わせが、コントラストが聞いていて素敵なトートバッグに仕上がりました。
久しぶりのこのコンビネーションでしたので新鮮に感じました。
経年変化もお楽しみいただければ嬉しいです。
I様ありがとうございました。
プエブロとは
イタリア・フィレンツェに古くから伝わるバケッタ製法を、研究と復刻によって現代に伝えるバダラッシ・カルロ社。
その製法で作られたプエブロは、吟面を手作業で擦り、独特の表情を持たせた革です。
使い込むほどに色艶が深まり、自分だけの風合いへと育っていきます。
※バケッタ製法とは
植物タンニンで時間をかけて鞣した革に、牛脂や魚油、植物油などを独自に配合したオイルを、じっくりと染み込ませていく、イタリア伝統の製法です。
手間や時間、コストがかかることを承知のうえで、“革らしい革”を作ることにこだわり続けています。
マレンマとは
取手、根革、は長期使用に耐えられるようマレンマ(チョコの場合)を使用しています。
マレンマとは、ブッテーロと同じタンナー、イタリアのワルピエ社ので作られていてブッテーロより多量のオイルが含まれています。
色も濃厚で、曲げた箇所はオイルが革の中を移動して”プルアップ”します。
堅牢のブッテーロより少しだけ柔らかい感じはありしっとりした最高級ヌメ革です。
ブッテーロのチョコより、色が濃いマレンマをセレクトし使用しています。
プエブロの経年変化はこちら。
トートバッグAmmassare はセミオーダーの制作です。
トートバッグammassareは、5サイズ、プエブロとブッテーロの色の組み合わせができるセミオーダーで一つ一つ制作しています。
修理にも対応しています。
裏地交換にも対応しております。(有料)





