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プエブロ/R.アンティコの経年変化とボールペンのシミ修理

二つ折り財布Coprire(コプリーレ)プエブロ/R.アンティコをご愛用いただいているお客様がご来店されました。

日々お使いいただく中で、不意にボールペンのインクが付いてしまったとのこと。
「こういった汚れは直るものなのでしょうか」と、ご相談をいただきました。

暖色の革に黒いボールペンのシミ。
革の中まで染みているだろうな、という状態でした。

プエブロは染料仕上げで、表面に膜を張っていないため、コーティングで覆うような処置は難しい。

そのため「完全に消すことは難しく、目立たなくする方向での対応になりますが、よろしいでしょうか」とお伝えしました。

それでも構わないとのことでしたので、状態を見ながら施工させていただきました。

サンドペーパーで、状態を見ながら少しずつ表面を整え、さらに細かい番手で無理のない範囲で馴染ませていきます。

最後にラナパーを少量ずつ入れながら、全体の表情を整えました。

革の特性上、完全に消すことは難しいのですが、使い込むことで馴染んでいくのもまた、この素材の魅力のひとつです。

今回は状態を見ながら、できる範囲で整えさせていただきました。

R.アンティコの経年変化(約1年〜2年)

なんとか馴染ませたあと、新品のR.アンティコと並べて撮影させていただきました。

こうして並べてみると、使い込まれたプエブロならではの色の深みや艶の経年変化の表情を見せてくれます。

R.アンティコ

イタリア語でanticoは古い、古代を意味するそうで、アンティークの意味もあります。

Rはローズ、バラですね。

直訳するとアンティークのバラですが、なんかお洒落ですね。

日本では

日本の伝統色の中に、海棠色(かいどういろ)と言って、春に桜に似た美しい花を咲かせる海棠の花のような淡いピンク色に似ています。

中紅花(なかくれない)と言って、明るい薄みの紅色にも似ていて 紅花(べにばな)だけで染められた薄い紅色で、濃い紅花染めの『韓紅からくれない』と、淡い紅花染めの『退紅あらぞめ』との中間の色にあたるそうです。

日本の伝統色も素晴らしい色合いがたくさんあるんですね、素敵な色合いばかりですが、製品であまり見たことがないのはなぜでしょうか。。。

個人的に、R.アンティコ(ミネルバボックス)を見た約20年前、一目惚れしました。

プエブロとは

イタリア・フィレンツェに古くから伝わるバケッタ製法を、研究と復刻によって現代に伝えるバダラッシ・カルロ社。
その製法で作られたプエブロは、吟面を手作業で擦り、独特の表情を持たせた革です。
使い込むほどに色艶が深まり、自分だけの風合いへと育っていきます。

バケッタ製法とは
植物タンニンで時間をかけて鞣した革に、牛脂や魚油、植物油などを独自に配合したオイルを、じっくりと染み込ませていく、イタリア伝統の製法です。
手間や時間、コストがかかることを承知のうえで、“革らしい革”を作ることにこだわり続けています。

R.アンティコの商品

HIS-FACTORYではR.アンティコの商品は、二つ折り財布coprireの他に、二つ折り財布clossicoキーケース&財布quattro三つ折財布tino、ミネルバボックスですがエッグキーケースuvoとリリースしています。

R.アンティコ、いかがでしたでしょうか。

決して派手すぎるピンクではなく、
透明感のあるサーモンピンクのような色合い。
そして使い込むことで、煉瓦色のような落ち着いた色味へと変化し、艶が深まっていきます。

こうした変化も含めて、バダラッシーカルロ社のプエブロ、ミネルバボックスというイタリア植物タンニン鞣し革の素材の魅力を感じていただけたらと思います。

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