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ラウンドファスナーのファスナー交換とミネルバボックス/ナポリの経年変化

ミネルバボックス/ナポリのラウンドファスナー

ある日リーゼントのお兄さんがご来店、ラウンドファスナーのファスナー交換修理のご依頼を受けました。

よく見ると”ミネルバボックスのナポリ”リリースしていたラウンドファスナーで、となると6〜7年前の代物と推測されます。
(現在はプエブロに移行しています)

喜んで引き受けさせて頂きました。

ミネルバボックスのナポリの経年変化はものすごく育っていました。ファスナーはYKKエクセラですが、経年による耐久の限界なのか口が開いてしまっていました。

ミネルバボックス・ナポリ

2015年ごろにリリースしていた新品のミネルバボックスのラウンドファスナー(ナポリ)

HIS-FACTORYで使用の定番レザー・ミネルバボックスとは?

数週間後・・・

ラウンドファスナーウオレットは専門の職人さんに依頼しています。

ファスナーの色は製作当初はナポリに近い色856で製作していましたが、今回修理でこれだけ茶系に育っているので、ファスナーの色は570番の濃いブラウンで製作しました。

ナポリの初めはイエローなのですが、イタリア植物タンニン鞣し、バケッタ製法による約6〜7年の経年変化はピークを迎えつつあります。

ナポリの初めはイエローなのですが、イタリア植物タンニン鞣し、バケッタ製法による約6〜7年の経年変化はピークを迎えつつ、これからまだまだ6〜7年使えることだと確信しています。

使い込んだけ育っていて、とても素敵です。

↓新品時のミネルバボックスのナポリ

えっ!ミネルバボックス/R .アンティコの経年変化。

ラウンドファスナーのファスナー交換修理をお渡ししたら、なんと!名刺入れも使っていただいていました。

ミネルバボックスのR .アンティコです。

経年変化によるとても美しい色に育っていて、思わずその場で写真を撮らせて頂きました。

新品時のR .アンティコ

経年変化とは

イタリア植物タンニン鞣し革は古来から伝統ある”バケッタ製法”をつらぬき通し、時間もコストもかえりみず、今でも変わらない製法を維持しています。

本来の革らしいというのは、こういうことなのです。

ケミカル剤を使わずナチュラル素材だけで革を作られています。

今流行りのアップ○レザー、ビーガ○レザーのインチキとは、全く異なったレザーです。

この事は、後日アップさせて頂きます。

Aging 経年変化ギャラリー

エピソード

ファスナー修理を受け取りに来ていただいた時、お話しさせていただいた時、当時仲良くしていた新しい試みの写真館をしていた若いスタッフちゃんのプレゼントで今でも大事にしているというとお聞きした。

えっ!!!!モデルで採用された”あの子”だとすぐ思い出した。

当時お付き合いしたいたようで、プレゼントに使ってくれたんだ。

そして今でも大事に愛用していただけているなんて、そして長期に渡って修理して愛着を持って使っていただける、作り手冥利に尽きます。

この仕事をしていて、嬉しい瞬間でした、ありがとうございます。

ミネルバボックス、プエブロともに永く愛用されるイタリアの革、縫製はメイドインジャパンの製品です。

HIS-FACTORYで製作した商品はどんなことでも修理させて頂きます。

Repair -修理について-

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