植物タンニンなめし革にも様々な種類がありますが、HIS-FACTORYが多く使用している革の一つが、ミネルバボックス。プエブロとは違う表情と質感を持つ、独特で素晴らしい革です。ミネルバボックスとはどんな特徴の植物タンニンなめし革なのか、こちらのページでご説明します。
イタリアの植物タンニン鞣し革・ミネルバボックスとは?
![ミネルバボックスの革](http://his-factory.com/wp-content/uploads/2021/10/mv_slide01_01.jpg)
![ミネルバボックスのボストン&ショルダーバッグ](http://his-factory.com/wp-content/uploads/2021/10/mv_slide01_03.jpg)
![ミネルバボックスのボストンバッグ](http://his-factory.com/wp-content/uploads/2021/10/mv_slide01_02.jpg)
吟面に浮き出たシボ(凹凸)の模様が大きな特徴の植物タンニンなめし革、ミネルバボックス。
ミネルバボックスは、革全体に広がる”シボ”という凹凸が大きな特徴。個性的で目を引く要素になっています。
これらはドラムで繊維をほぐしながらシボを作り出しており、自然な風合いや革らしさを感じることができます。
シボは箇所によってその大きさや密度が変わるので、一つ一つの革の模様は不均等であり、それぞれが唯一無二の表情を持っています。
ミネルバボックスの経年変化(エイジング)
使えば使うほどに色合い深く、落ち着いた風合いに変化していきます。シボに反映されていく艶がどんどんと美しく感じられるようになります。
深く変化していく色艶は、多くの人を魅了します。イタリア植物タンニン鞣し革の醍醐味、楽しみの大きな一要素と言えます。長きに渡って使用できるパートナーとなり、愛着もより強く感じられる革です。
次の画像は、ミネルバボックス定番6色の経年変化の様子です。購入当初からどのようにその姿が変わるのか、参考としてご覧ください。
※経年変化の一例です。変化の具合は革それぞれで異なります。
※十二分に油分が含まれていますので、メンテナンスは乾拭きのみで問題ありません。
![ミネルバボックスの経年変化表](http://his-factory.com/wp-content/uploads/2021/10/aging_all_list.jpg)
![オルテンシアの経年変化](http://his-factory.com/wp-content/uploads/2021/10/aging_mv_alt.jpg)
![ネイビーの経年変化](http://his-factory.com/wp-content/uploads/2021/10/aging_mv_nvy.jpg)
![コニャックの経年変化](http://his-factory.com/wp-content/uploads/2021/10/aging_mv_cnc.jpg)
![カスターニョの経年変化](http://his-factory.com/wp-content/uploads/2021/10/aging_mv_cst.jpg)
![クロの経年変化](http://his-factory.com/wp-content/uploads/2021/10/aging_mv_kro.jpg)
![ナポリの経年変化](http://his-factory.com/wp-content/uploads/2021/10/aging_mv_npr.jpg)
![R.アンティコの経年変化](http://his-factory.com/wp-content/uploads/2021/10/mv_aging_atc_01.jpg)
![パパベロの経年変化](http://his-factory.com/wp-content/uploads/2021/10/aging_mv_ppb.jpg)
タンナー・バダラッシカルロ社について
![badalassi.png](https://i0.wp.com/his-factory.com/wp-content/uploads/2021/09/badalassi.png?ssl=1)
ミネルバボックスは、イタリア・トスカーナ地方に拠点を置くタンナー・バダラッシ・カルロ社によって生産されています。
1000年以上の歴史を持つ幻の製法”バケッタ製法”を現代に蘇らせ、世界中へ魅力を広げたタンナーです。
バケッタ製法とは、化学薬品を使用せず、植物製タンニンのみを使用し長い時間をかけて脂を染み込ませていく製法。時間も手間もかかる古典的な製法で、環境にやさしく、必要な分を最小限に生産します。
バケッタ製法により時間をかけて作られたプエブロは、オイルがたっぷりとその身に含まれている革で、しなやかでやわらかく、手に馴染む心地よさが際立つ革になっています。