私がこよなく愛す、イタリア植物タンニンなめし革のプエブロを製品になる前の大判のままの革の状態を一枚一枚お観せするという動画をYouTubeにアップいたしました。
プエブロの初期の色合い、表情の魅力がご覧いただけます。
プエブロとは
牛脂を使用したイタリアバケッタ製法で作られた”プエブロ”は吟面を手作業で擦り、細かな模様を付けています。
二つとない独特な表情があり、通常の吟擦りでは味わえない、経年変化し自分だけの色へと育っていきます。
タンナー:イタリア・バダラッシー・カルロ社
裁断した時の感触
プエブロはイタリアバケッタ製法で作られていて、牛脂を含むオイルがふんだんに入っています。
じっくりと時間をかけて作られた革は、作り手の元に届き、制作する前の裁断する時に革切り包丁で一枚一枚切るときの感触がたまらないんです。
熱したナイフを凍ったバナナを切ったような、スーッというなんとも言えない快感があるんです。
そして、ゴム板にほとんど切りカスが残らず、また革漉きも漉き落としが舞うようなことがありません。
それはオイルがしっかり繊維まで染みているのが理解できます。
作っている時にもイタリアバケッタ製法を感じられるのです。
色合いやエイジングはもちろんのこと、私がプエブロを選ぶ理由のひとつです。
プエブロの経年変化の動画
昨年アップしたプエブロの経年変化はこちら。
プエブロは製品になってから、見事なエイジングでその人なりの愛着が湧くのは間違いございません。
牛脂が入ったイタリアバケッタ製法は、多くのオイルが含んでいるので使えば使うほど色艶も上がります。
傷も使っているうちに消えてしまい、手入れも必要ありません。
永く愛用できる逸品です。
これからもプエブロの製品をお届けできるよう制作に努めます。