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ブスケット(ロッソ)の経年変化/二つ折り財布小銭入れ付きコプリーレ

昨年からリリースしたイタリア植物タンニン鞣し革”ブスケット”のロッソを約1年弱使用した経年変化のご紹介です。

このブスケットの素材をリリースしたきっかけは、個性的な表情のプエブロやミネルバボックスとはまた違い、なめらかでボコボコの無い表情で透明感があり色鮮やかで、やや光沢仕上げしてあり、自分には新鮮に感じました。

また色合いもロッソもグリーン、ブルーもそれぞれプエブロ、ミネルバボックス、ブッテーロにもない色合いでした。

二つ折り小銭入れ付き コプリーレ(coprire) のブスケット(ロッソ)の新品

使用スタート時、2021年の春

開くとカードポケットが7あります。

さらに開くとボックス型の小銭入れがある。

札入れは仕切りがあり2つに仕分けができる。

横から。3.5センチくらいの広がりになる。

約3ヶ月後の経年変化

色は深みが増し、艶も出てきました。イタリア植物タンニン鞣しの特徴がよく出てます。しかも透明感があり美しい色合いです。

ズボンのお尻のポケットに入れているので、角が少し凹んでしまいます。できればお尻のポケットではなく、鞄に入れてのご使用をお勧めします。

約8ヶ月の経年変化

さらに色の深みは増してきました。

ROSSO、イタリアのレッド、良い具合に育っています。

中身の容量に沿って、自分の形になっているという印象。

私は日常のほぼデニムのパンツを履いているので、特に裏側にブルーの色が移行していると思われます。

中身はこんな感じ。傷も感じが良い。たまたま小銭たくさん入っていますが、入れ過ぎには注意してください。膨らみすぎると負荷がかかります。

カードポケットのサイズは名刺が入るサイズなので、予備の名刺やポイントカードも入るので便利です。

現在ブスケットのロッソの経年変化は店頭に展示しておりますので、お近くに来られた際は是非ご覧ください。

ブスケットは6色展開

ブスケットとは

イタリアにある[Concieria Puccini Attilo s.r.l.]というタンナーの植物タンニン鞣し革、ブスケット。ピサ大聖堂の設計者である建築家のお名前[BUSCHETO]から名付けられました。

最初から艶のある上品な印象の革です。太鼓での染色と顔料を使わないアニリン色仕上げでオイルをたっぷり含んでいるため、革を曲げたときなどにオイルが移動して表面の色が変化する「プルアップ」が見られます。

しなやかさと光沢がありながら、表面にはトラという筋が入っている部分も多く、個性的な表情も見られます。

色展開

オセアーノ(ブルー)ボッティーリア(グリーン)コニャック(ブラウン)ダークブラウン、ロッソ(レッド)クロ

オンラインストアはこちらから。

YouTubeでも仕様を公開

二つ折り財布・コプリーレの使用を動画で公開しています。

※革はゴーストです。

ゴーストとは

タンナー(※皮を鞣し革にする工場のことをいいます)はイタリアに千以上あるタンナーのうち22社のみが認定を受ける”イタリア・植物タンニン鞣し協会”も認める、イタリア・コンツェリア・ラ・ブルターニャ社。

植物タンニン鞣し革のをアニリン仕上げで艶を出し、さらにロウ(ブルーム)をたっぷりと塗り込むことで、厚いロウに覆われている。

もともと古くは英国貴族の馬具用に開発されたブライドルレザーにオマージュされ、誕生した。

使い込むとロウ(ブルーム)がだんだん取れてきて、下地の色の姿が見えてくるという、独特の個性的な経年変化がお楽しみいただけます。

また、ロウは取れるだけでなく、下地の革にも染み込み、防水にもなる。

 

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