今回で3度目のオーダーメイド(フルオーダー)のバッグは、ミニボストンでショルダー付き。
そしてなんと「500g前後で出来きませんか?」
やってみなければ分かりません。では考えて挑戦してみましょう。
試行錯誤
薄いタイプのユーフラテかナッパ(1.4㎜前後)もお勧めしましたが、前回のミネルバボックス(1.8㎜前後)のシボ感がお気に入り。
ベタ漉きを1.2㎜に漉いた。これ以上は漉きなくなかった。
ショルダーベルトは通常貼り合わせて3.6㎜前後だが、2.6㎜位にして伸び止めテープを入れた。
根革も通常3㎜位を2㎜位にし、伸び止めテープを間いに入れて両面革の貼り合わせ。
その他細かいパーツも少しずつ薄めに漉いた。
軽くするといっても、芯材はゆずれない。(補強のため)まとめ縫製の革漉きは通常通り厚めに漉いた。10年後もへたれないためだ。
初めファスナーは金属(YKKエクセラ)をやめてコイルファスナーでも構わないと言っていましたが、いざ作る時になるとなんか安っぽく感じて金属を進めた。
金具も4㎜線か3㎜線か、でもはやり4㎜線を選んだ。
ここまで軽さを意識したのは初めてで、普段何気なく使っているパーツをいつもと違った感覚で扱った。
型紙

全パーツの型紙。革パーツ10枚、裏地パーツ6枚、重さまで意識しながら型紙を切ったのは初めてであった。500ℊ・・・できるのか?
目方でドン!

全てのパーツを裁断し、金具、ファスナーも一緒に計ると、550ℊ!50ℊオーバーしましたが、理解していただきました。
完成

サイズ280×200×75。持ち手、根革は薄めだが、しっかり補強してあるので問題なし。糸はすべて8番、色はクロ。

表から見えにくい1㎝落としたファスナーポケット。

裏地はウォルナッツ(ブラウン)

Dカンもついている。

すでにバッグチャームを購入していて、取りに来られた時に早速付けてあげた。喜んでいただいて良かったです。あ、差し入れの○○ワイナリーのワインとクラフトビールありがとうございました。
素材:ミネルバボックス/クロ 〔イタリア植物タンニン鞣し/バタラッシーカルロ社〕 1.8㎜→1.2㎜
メインとした秘伝のオイルを使用したイタリアバケッタ製法で作られた、ミネルバボックスは薄化粧仕上げのため傷やトラは隠れにくい反面、素材の味を活かす唯一無二の個性のある表情があります。使えば使うほど艶が増し、飴色に育ち経年変化がお楽しみいただけます。
サイズ:280×200×75
重さ:550ℊ
ファスナー№5YKKエクセラ、前身頃№3ファスナー