手縫いでつくるミニボストン教室もお二人でスタートいたしました。
一日(一回)3時間前後を、8回位通っていただくコーススタイルです。
初日は僕が裁断している間に、ファスナー作りから。
ファスナーは、YKK(日本製)のエクセラという、グレードの高いファスナーです。
”ムシ”は厚口で、滑らかにすべるよう面も取ってある。耐久性もある。
ニッパで”ムシ”を切っていきます。テープを切らないように”キワ”を責めてすれすれで切りたいです。ムズイですが何とかなりますし何とかいたします。
長さ40㎝に仕上げたい。両サイド縫い代を1.5㎝ほしいので43㎝で切ったあとは、”ムシ”を両サイド1.5㎝+尻止め分(5㎜)を切ります。
ムシの数だと10個位。
スライダーを入れた後は、尻止め(H止め)をつけます。
コバ磨きもして。
初日は、終了です。アッという間の3時間。
素材:左:プエブロ/パパベロ 右:プエブロ/ナポリ ※イタリアバケッタ製法による植物タンニン鞣し革/バタラッシーカルロ社
牛脂を使用したイタリアバケッタ製法で作られた、プエブロは吟面を手作業で擦り、細かな模様を付けています。
二つとない独特な表情があり、通常の吟擦りでは味わえない、経年変化がお楽しみいただけます。