今年春に、リニューアルしたトートバッグ”ammassare(アンマサーレ)の持ち手の製作工程です。
ブッテーロを使用
ボンドを縫って。
肉盛りといって床を間に挟みます。
目見当ではります。
床2枚、BUTTERO3枚、計5枚積み上げています。1枚が約2㎜あるので計10㎜になります。しっかりした壊れにくい持ち手を作りたかったのです。
剥がれないよう、圧をかけています。腕の筋を見せているわけではありません。結構力入れてます。
最近ハマってしまった動画製作、素人感満載でお恥ずかしいですが工程の様子がご覧いただけます。
コバは豆カンナで一つ一つ削ってからさらにサンドペーパーで整え、そして乾拭きで色艶をあげます。
機械に頼らず手作業で一本ずつ作っています。
アドラー 0番糸縫製
アドラーといってドイツ製のパワーマシンで縫製いたします。厚み約10㎜、0番の極太糸で縫製します。針は25番
金具問屋さん曰く、ここ20年近く売れていないという真鍮製のネジ式の手カンです。なぜ売れていないかというと高いからです。
世の中のほとんどの製品にはダイカストのBPメッキやアンティークメッキが使われています。
私は、真鍮でなければ納得行きません。金具屋さんに無理を言って小ロットで作ってもらいました。
台東区にある東京錠前さんのOさんありがとうございます。
素材
本体/プエブロ(イタリアの名門タンナー、バダラッシー・カルロ社による植物タンニンなめし牛革)
左:ペトローリオ 右:ネイビー
ハンドル/取り付け金具部分の補強革/ブッテーロ(イタリア老舗タンナー、ワルピエ社によるトスカーナ植物タンニンなめし牛革)
左:ブルー 右:ネイビー
内装/コットン、金具/真鍮 ファスナー/YKKエクセラ サイズ:W330 mm×H350 mm×D110mm、ハンドル立ち上がり220 mm
重量:1400g
リニューアルしたトートバッグ”ammassare(アンマサーレ)”は、おかげさまで藤巻百貨店さまでのお取扱いをさせていただいております。
藤巻百貨店さんは日本産のいいモノをセレクトしているリアルショップ&ネットショップです。