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セミオーダーのブリーフ鞄〔裏地交換と約6年の経年変化編〕

以前セミオーダーでお作りした、ブリーフ鞄の裏地の修理をいたしました。

2008年〜2018年のbloggerで検索してみると、2015年2月に制作していました。

2015年2月制作

2015年2月制作

その時の様子はこちら

裏地交換

約6年の間、お仕事のファイルがガンガン当たったのでしょう、裏地が破けてしまいました。

ファイルの角が当たっているようです。

ひっくり返して、縫製した糸をほどいていきます。

さらにほどいて。

表革と裏地を分ける。裏地はもう使えないので処分。

補強

持ち手縫製の裏側には0.6㎜の芯材を入れています。

0番糸の処理は、裏側にひっぱり、ボンドでしっかりと止めています。

ビクともしていないのが嬉しい。

新しい裏地

裏地も革のヘリ巻きも全て新しく作り直しました。

そして表革に貼り付け。

表革と裏地を貼り、まとめ縫製。

表革と裏地を貼り、まとめ縫製。

グログランテープを縫製して

完成

ひっくり返して完成です。

ファスナーポケット

ポケット3つ

メンテナンス

6年ぶりにオイルを塗りこんで、息を吹き返します。

ラナパーを使用しています。

6年の経年変化

2015年2月に制作から約6年の経年変化です。

持ち手はブッテーロ/イエロー、本体はミネルバボックス /オルテンシア、アンティークに育ってとてもかっこいいです。

こうして修理して永く使ってもらえて、嬉しく作り手冥利につきます。

ミネルバボックス 

イタリア植物タンニン鞣し協会が認める”牛脂”を使用した”バケッタ製法”で作られているミネルバボックス。

ボックスとはイタリア語でボコボコという意味しており、銀面の表情はそれぞれ異なるシボがあり、唯一無二の表情があります。

使い込むほどに色艶が上がってくる表情はイタリアならではのナチュラル感溢れる経年変化がお楽しみいただけます。

牛脂を含む秘伝のオイルがたっぷり入った、バケッタ製法で作られたミネルバボックスは乾燥しずらくメンテナンスは乾拭き程度で問題ありません。

※染色は染料染めなので初めは色落ちする可能性がありますので白い服でのご使用は避けてください。

ミネルバボックス の他の色の経年変化はこちら

ファスナーも交換

バラした時、どうせならファスナーとホックの頭・バネも交換しました。

ファスナーはYKKエクセラ ホックは真鍮。

元色のオルテンシアがつきます。だんだん馴染んでくるでしょう。

2015年2月制作時の様子

こちらの画像は2015年2月に制作した時の画像です。

若々しい!

オルテンシアとナポリのコントラストが綺麗、根革のオレンジもお洒落です。

当時お作りした時の様子はこちら

ブリーフ鞄

ブリーフ鞄はセミオーダーで1本からお作りしています。

お好きな色での組み合わせが可能です。

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