2日目は念願の宮島。1日目はこちら。
台風10号がちょいと心配だったが、かなりゆっくりな速度のようで、なんとか今日は持ちそうだ。
広島から約30分、JR宮島を降りるとすぐにフェリー乗り場。
JR宮島フェリー乗り場と宮島松大汽船と2種類あって料金も時間もそれほど変わらない。JRの方は鳥居の近くを通るらしいが、なんとなく空いていそうな宮島松大汽船に乗った。約30数年ぶりに従姉妹と同じ道のりを歩いている、とても嬉しい。
宮島の長い参道を抜けると、大きな石の鳥居が出現。世界一大きい石の鳥居を作ろうと明治39年に完成したそうです。
期待通り鹿がお出迎え?従姉妹が言うにはだいぶ少なくなったと。
いろんな鹿がいました。
だんだんと朱色の厳島神社本殿が現れてきました。
鏡の池。干潮になっても干上がることがなく、水が湧き出てきてこの形がキープされていると言う。美しい。すごいタイミング
本殿で祀られているのは”宗像三女神”(むなかたさんじょしん)。天照大御神と弟、須佐之男命の誓約があった時、天の安河で生まれたと云う天照大御神の御子神。ずっと平清盛かと思っていました、平清盛が平安時代に再建、しかもそのころは伊都岐島大明神を祀っていて、鎌倉時代後期に入ってから”宗像三女神”が祀られたと云う、しかも一柱である市杵島姫命が弁財天さんと似ていると云うので神仏習合の時代になってから信仰が広まったとか。なるほど、あとで発見がありました。あー知らない事ばかりで恥ずかしい日本人として。大勢の外国人も来てるっていうのに。
干潮ならではの大鳥居。1875年に再建されてから140年以上も経過しており、大規模改修は70年ぶりとのこと。令和元年8月のこのタイミング、貴重な時にこれたことも嬉しい。左下は従姉妹の子供。
鳥居を振り返ると神殿。島の山、緑も神々しい。
そして厳島神社を奥に進むと、大願寺。日本三大弁財天の一つ、厳島弁財天が祀られていました。弘法大師空海さんの作だとか。天様は如来、観音様、明王、そして天。先ほど市杵島姫命が弁財天さんと似ていると云う説がここにも反映しているのでないかと勝手に解釈しています。天とは古来のインドの神様で、仏様の守護神と言われている。空海さんが密教を持ち込んでから取り入れたという。今で言えば助っ人外国人のよう、たとえば広島カープのバディスタとか。そう言えばバディスタ何やってんだ。鎌倉時代初期の薬師如来座像、釈迦如来像、140年ぶりに再建した不動明王、また長州戦争の際、勝海舟と長州藩を代表する藩士らが講和会議をした「勝海舟・木戸孝允氏等 會談の部屋」もある。すごいところだ。もう一回じっくりと来たい。
帰りの参道では、台風が近ずいているのでしょうがいないですね。被害がない事を祈ります。
島全体が神が宿る島、推古天皇元年(593)以来、平清盛が再建、後には毛利元就、豊臣秀吉もゆかりがあり、神仏習合も垣間見れ、感動しました。また天気のいい日にゆっくり来たい。
フェリーでは宮島ペールエール、駅に着いてからお好み焼き、牡蠣入りの。
広島平和記念公園
2度と過ちを繰り返しませんように。令和も平和でありますように。
原爆の子の像、佐々木禎子さんをはじめ、原爆でを亡くなった子供達の霊を慰め世界に平和をとの思いのブロンズ像。平和の鐘を鳴らした。
平和を祈る折鶴は今でも続いている。オバマさんの折鶴も平和資料館にある。
何度見ても心が痛む。平和であることに感謝します。
18:00の新幹線は無事出発した。
今年も墓参り、広島の旅ができました。おばさんたちや、従姉妹にも会えて、嬉しかった。また来年逢えますように。
父の実家も数年後はどうなることになるのか、お墓は。。。
今まで考えたことのないことがフッとよぎりました。。。。
今夜は”この世界の片隅に”を観て寝ます。