ヌメ革の王様とも呼ばれている、イタリア植物タンニン鞣し革の中で最も有名な革の一つであるブッテーロ。HIS-FACTORYではプエブロ、ミネルバボックスと共に古くからオリジナル商品に使用し、オーダーメイドを始めた初期から愛用している革になります。ブッテーロの使用方法、その特徴について説明しましょう。
イタリアの植物タンニン鞣し革・ブッテーロとは?
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しっかりとした厚みと、ハリやコシの強さが大きな特徴のブッテーロ。シボの凹凸はなく、キレイで手触りが良いことも大きな魅力です。
HIS-FACTORYではブッテーロの持つ剛健さに着目し、主に根革や消耗が激しくなるであろう部分に採用しています。
豊富なカラーもその特徴で、幅広いラインナップやカラーオーダーに応えてくれるオシャレな革でもあります。
ブッテーロの経年変化(エイジング)
他の植物タンニン鞣し革同様、色は深く、艶はより強く現れていくことが、ブッテーロの経年変化の特徴です。
プエブロはざらざらとした起毛、ミネルバボックスはシボの凹凸、ゴーストは霧がかったようなロウの白みなど、様々な特徴がありますが、ブッテーロは良い意味で尖った見た目の特徴がない、透明感のある革です。
だからこそ、経年変化によって美しい色と艶の変化を感じることができるでしょう。
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タンナー・ワルピエ社について
1974年、トスカーナ州で高品質の皮なめし工場がある唯一のイタリア地区の一部であるポンテ・ア・エゴラで誕生したのが、ワルピエ社です。
ジーノ・チャンパリーニが創業し、彼の息子のヴァルター、甥のミケーレがその伝統を受け継ぎ、ワルピエの歴史を紡いでいます。
ブッテーロをはじめとする革は世界的に支持され、環境保護の姿勢から革の品質まで、世界各国から高い評価を得ています。